ハンモックの魅力に取りつかれ、ハンモックの恐ろしさも知り、ハンモック沼に陥ってしまったスタッフ綾井です。
たった一年で様々なハンモック&ハンモックギアを試しました…
時にはキャンプで、時には登山の時の休憩用として
最近の外遊びでは必ず持っていってます。
超軽量なハンモックたちなので、どんなシーンでも持っていきやすいのがいいですよね。
冬シーズンのハンモック泊は、ひとまずキャンプ場で何度かテストして、12月中に登山でのフィールドテストを計画中です。
エルクでは家の庭や中での使用に向いたモデルも取り扱いしていますが、僕が持っているような軽量ハンモックは、木や梁などがあれば設営がとても早くて楽にできます。
今回は日本上陸して間もない、ポーランド発のハンモックブランド
「BUSHMEN(ブッシュメン) travelgear」
の紹介の第二回目であります。一回目はこちら
前回はブッシュメンを代表する「ZEN」を紹介しましたが
実際に僕が買って何度も使っているハンモックについてもご紹介します。
VAGABOND Hammock set
バガボンドハンモックは、ハンモック + 蚊帳 + サスペンションシステムが一つになっているオールインワンハンモックです。
幕営の際はタープをつけ足せばOKです。
なんといっても重さがなんと500g!超軽量なハンモックシステムがこれ一つで組めるんです!
この時期は蚊帳はいらないので、活躍するのは春以降かなと思いの方もいるとおもいます。
僕もそう思ってました。しかしバガボンドハンモックは
蚊帳が取り外し可能
とてもシンプルながら大事なことなのでもう一度言いますね
蚊帳が取り外し可能 です!
つまりこれひとつで真夏から真冬までオールシーズンハンモックを楽しむことができて、
さらに蚊帳を外すことによって更なる軽量化が可能ということに!
ULハンモッカーにとってはかなり魅力的なハンモックに見えてきたのではないでしょうか。
これが僕がブッシュメンを取り扱い開始してすぐに、バガボンドハンモックを購入に至った理由です。
あとは価格なんですが、税抜きで16,800円。
このセット内容と重量を考えれば、いつ人気が爆発してもおかしくないのでは(笑)
次は細かい仕様や付属品についてみていきましょう。
付属品と重量について
バガボンドハンモックの付属品と重量は以下の通りです。
ハンモック - 150g
蚊帳(Mosquito Net) – 220g
カラビナ(2) - 40g
ツリーハガー(2) - 80g
リッジライン - 10g
先ほども申し上げたように、蚊帳を外せばその分重量は更に抑えられます。
ハンモックのサイズは3メートル x 1.45メートルで、重さはわずか150gです。
この大きさはフルサイズハンモックといわれ、窮屈感の少ないサイズとなります。
斜めで寝ることももちろんOK。
実際に寝てみて感じたところとしても、生地が伸びる感じが少ないので、強度も申し分なさそうです。ちなみに耐荷重は130kg!
これはブッシュメンのウルトラライトハンモックZEN(ダークオリーブ)とまったく同じもので、ハンモックだけの購入の場合はそちらをお買い求めください。
ちなみにウルトラライトハンモックZENを単品で買うと、付属品にかなり魅力的なアクセサリーが付いてきます。これはまた後日ご紹介しますね。
蚊帳について
何度も申し上げているように、蚊帳は取り外し可能です。
蚊帳は非常にきめ細かいメッシュとなっていて、蚊の侵入は心配いりません。
蚊帳の構造は非常にシンプルで、出入り口は大きく口が空いていて2つのコードストッパーを締め上げて閉じる構造です。
完全に閉まりきらないのですが、ハンモックに寝ることによってしっかりと蚊帳が密着して、虫の侵入を防ぐようになっています。
実際の効果は来夏に検証してみたいと思います。
しかしここで注意点がひとつ。蚊帳は収納袋に縫い付けられているので、蚊帳をもっていかない場合は別の収納袋が必要になります。
VAGABOND Hammock set 設営方法
設営方法について、このバガボンドハンモックを買った方は最初は混乱するかもしれません。
なのでここではかなり詳しく解説しますので、「設営方法は買ってから見るよ」という方は読み飛ばしてください。
ではハンモックの設営方法は以下の手順で行います。
設置方法:(BUSHMEN公式ホームページから引用)
1.ツリーハガーを木に取り付けます。
2.ハンモックとリッヂラインを、カラビナを使ってツリーハガーのループに取り付けます。
3.ハンモックが入っていた同じ袋から蚊帳を取り出し、ハンモックとリッジラインを包み込むようにして広げていきます。
4.蚊帳の広げた先をカラビナに取り付け、コードストッパーを締め上げます。
買ったばかりの状態で広げた場合、蚊帳の中にハンモックがあるかたちになっています。
BUSHMEN公式(ブッシュメン日本輸入代理店の代表小森さん)の方法では、収納袋に蚊帳を収納した後に、ハンモックを収納袋に入れておく必要があります。
上の写真のように収納袋に蚊帳だけ収納した後に、ハンモックを入れれば、次回出す際は先にハンモックを取り出す形になります。
小森さんの方法だと、蚊帳を使わないとき(日中)と使うとき(就寝時)があることを想定し、後から蚊帳をかける方法となります。
これは実際に蚊帳をかける時には、ハンモックとリッジラインが付いたカラビナを外す必要があるのでご注意を。
電話で確認し、なるほどそういう手があったかと感心。ここではその方法を「リッジラインを先に付ける設営方法」とします。
しかし買った状態で設営するパターンで覚えてしまっている綾井の方法は、「リッジラインを後からつける方法」です。せっかくなのでそちらも紹介しますね。
ツリーハガーは5つのループが付いているので、ハンモックの高さ調節が楽にできます。
ドローコードが付いてない側のカラビナを、ツリーハガーにかけます。そこからもう片方側のドローコードを開けて、するする引いていくと
蚊帳と、その中のハンモックが一緒に出てきます。末端を片側のツリーハガーにかければ、上の状態になります。
そして付属のリッジラインを設営していきます。
蚊帳は大きく下方に口が空いてる形となっているので、その中に黒いフックパーツを入れていきます。
フックパーツを収納袋の隙間から通して、カラビナに取り付けます。
続いてリッジラインのもう片方側、オレンジのパーツをループ状にして、そのループをまた蚊帳に入れ込みながら出していきます。
蚊帳の端から出せばカラビナにかけるだけ。
あとはこのパーツを使えば、簡単にリッジラインのテンションを調節することができます。
これで蚊帳付きハンモックの設営は完了。
あとは寝るときに蚊帳のドローコードを引っ張れば蚊帳が閉じます。公式の方法では念のためカラビナなどで固定する方法を紹介しています。
しかしドローコードをしっかり引っ張れば、乗った時の沈み込みで、隙間はほとんど生まれません。
総括
これひとつでハンモック泊とはいきませんが、このセット内容と重量はやはり魅力的であることに間違いありません。
300g~400g台の軽量タープとの組み合わせで、アンダー1kgのハンモックセット、蚊帳を外せば500g台に迫るULハンモックセットとなります。
蚊帳やタープがセットになっている軽量ハンモックセットも市場では人気を集めますが、価格と汎用性のバランスがブッシュメンの優位な点ですね。
ハンモック自体に圧迫感の少ないサイズというところも、このハンモックの素晴らしいポイントといえるでしょう。
唯一の欠点といえるのは、分かりにくい設営方法でしょうか。
設営が面倒というのではなく、分かれば簡単なんですが、初めての人は苦労するかもしれません。
以上がブッシュメンのバガボンドハンモックセットの紹介でした!
ちなみに12月14日現在、メーカー在庫は売り切れとなっております!店舗でも残り一個となっております…どうぞおはやめに!
そして蚊帳があるので夏シーズンまでこれからもガシガシ使って、また気づいた点があればレポートしたいと思います。
ブッシュメンの紹介がシリーズ化してきましたので、次回は"ハンモック泊"をするためのタープやアンダーキルトを紹介していきます!
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