【blooper backpacks展示受注会決定】望月将悟さん愛用のバックパックがエルクにやって来る!

『山岳王望月将悟講演会』は多くの方に反響をいただき、すでに定員に達してしまいました。希望するすべてのお客様に参加していただきたいのですが、駐車場や椅子の用意に限りがあるため今はキャンセル待ちのみ受付をしております。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。
⬇︎講演会について⬇︎

2016年夏、TJAR(トランスジャパンアルプスレース)にて前人未到の4連覇&五日間切りを果たした望月将悟さん。その時に使用していたバックパックに、コアなトレイルランナーやマニアの人達の間で話題になりました。今まで見たことのない、どのガレージブランドにも当てはまらないバックパックだったからです。
それは南アルプスの麓、静岡県川根本町で工房を構える「blooper backpacks(ブルーパーバックパックス)」のバックパックでした。

ダメ元で連絡してみると、望月将悟さんの講演会の週の土曜日11/10日に展示会をしていただけるとのこと!

今や分かりやすい公式HPがあり、イベントにも出店する機会が増えて認知度は広まってきたとはいえ、なかなかお目にかかれないバックパックです。
展示会をしていただけるとはいえ、スタッフがその現物を見ないで展示会を開くことはできない!そういうことで先日スタッフ綾井が、その工房へ挨拶とblooperbackpacksの秘密を探りに行きました!
静岡らしい茶畑の横に走る国道362号をひた走り(ここまでも山梨からは遠かった…)向かったのは
大井川鉄道の終着駅「千頭駅」。まず思ったのはなぜこの場所に居を構え制作活動をしているのだろうと。
駅に停まっていた蒸気機関車に目を奪われつつ、線路沿いに歩くこと5分
ここが「blooperbackpacks」の製作所である工房です。秘密基地を見つけた気分で、見つけた時はテンション上がりました。
こちらがblooperbackpacksを手がける植田徹さん。1人でオーダーを取り1人で制作しています。
建物の梁にかけられたバックパックたちが迎えてくれました。blooperbackpacksは
①基本のモデルから1つを選び
②生地やパーツを選択
③採寸して
各々のカスタムオーダー品を制作するセミオーダーと、
こだわりの要望がある方や、エキスパート向けに制作するフルオーダーの2つのパターンがあります。
早速背負わせていただきました。こちらは定番モデルの「Mizunara」の50Lです。フィット感が良く、とにかく軽い。ウエストベルトの位置がおへそ辺りに位置しますが、荷重を首の付け根あたりに持ってくるのでウエストベルトはバランス保持とポケットの利用にとどまります。
チェストにボトルホルダーがあって走れるようなアルパインザックが欲しかった綾井は、フロントファスナーの付いてないシンプルなデザインのこのザックがさっそくツボに入りました。
こちらは30Lの容量が人気だそうです。フロントにポケット&ファスナー付きも使いやすいだろうなー!軽量ギアならテント泊が可能な容量ですね。
植田さんご本人に背負っていただいたのは「RISK」というモデル。無駄を削ぎ落とし、重心をさらに上へ持ってきたランナーフィット。超長距離を駆け抜けるトレイルランナー「阪田啓一郎」選手がオーダーし利用したモデルだ。
「RISK」は特に上荷重が強いモデルです。ミニマム装備で駆け抜けたいランナー向け。こちらはまだ公式HPにてオンラインオーダーができないモデルです!
そしてこちらが望月将悟さんが4連覇を果たした際に使用した「Miyama」。肩から腰まで纏うようにフィットして超長距離を旅するためのデザインが施されたエキスパートモデル。20Lで360gと十分軽量だが、超長距離の旅のお供に機能性は犠牲にしてはいけない。
TJAR直前に望月さんの要望をカタチにした名作。
作業台に置かれた工業用のミシンに懸命に向き合った姿が目に浮かんだ。
それぞれのモデルに自分好みの素材やパーツの組み合わせを、あれやこれや考えるのがかなり楽しい。セミオーダーの魅力の1つですね。展示受注会では紹介した3つのモデルをセミオーダーできます。

バックパックを置き、再び2人で話していると、植田さんのルーツが少し垣間見えた。
ブルーパーバックパックスのロゴの横に刻まれた文字「South Alps of Japan」
植田さんは南アルプス、特に赤石岳や聖岳を代表する南アルプス南部エリアに魅せられたということ。
北アルプスや南アルプス北部の山域よりも静かで、1つ1つの峰がどっしりと雄大な南ア南部。その峰に抱かれた美しい渓流、山小屋の人達の暖かさ。バックパッキング、フライフィッシングもする植田さんが何度も訪れた大好きな場所。
植田さんはさらに「南アルプスに遊びにくる人達に向けて作りたいんです。」と続けた。
トレイルランナーだけでなく、クライマーもハイカーも釣り人も、彼の仕事はそれぞれの人達の要望をカタチにすること。そこにウルトラライトやトレイルランニングといった分類は後回しなのである。
確かにこの場所にきて植田さんにオーダーする人達は、南アルプスが大好きな人達であろう。制作の場をここに構えた理由がわかった気がした。
繋がるべくして繋がったこの2人、甲府で会えるのが待ち遠しくてたまりません。

さてblooperbackpacksの魅力が少しでも伝わったでしょうか?エルクも南アルプス(北部)と深くかかわってきた場所、南アルプスの北部と南部が繋がるいい日になればなと個人的に思っています。
当日は展示受注会で実際にバックパックを手にとって背負って、良さを実感してください。デザイナーの植田さんと直接会ってオーダーできるレアな企画!ぜひこの機会にエルクまでお越しくださいませ。

【blooperbackpacks 展示受注会】

日時:11/10(土) 11:00〜
場所:エルクイベントスペース
※ただいまバックパックのオーダーは約半年待ちとなります。クオリティを維持するための1人で全て制作しているためです。あらかじめご了承くださいませ。