みなさん、こんにちは!
梅雨が来る前に山百チャレンジを少しでも進めないと焦っている、山百チャレンジ担当の綾井です。
網笠山でメジャーな山に行きたい欲を発散したのち、今回は再び道志村へ向かいました!
今回登った山梨百名山は2座、今倉山(いまくらやま)と菜畑山(なばたけうら)です。
今倉山は道志村と都留市の境に位置し、境にある道坂トンネルからであればサクッと登ることができる一座です。
菜畑山も道志村の方から2時間ほどで登って降りることができるコースもありますが、今倉山と菜畑山の二座を縦走して登ってきました。
道志川の左岸側にあるこの稜線上には、他にも御正体山や道志二十六夜山など個性的な山が連なっていて、山梨百名山にこだわりが無ければいろんなコース取りもできるのが魅力の山域です。
登山口は道坂隧道という都留市と道志村の境のトンネル横の駐車スペースとなります。
今倉山を登った後は縦走して菜畑山へ行きますが、同じ道を戻ってくる行程です。
4月に鳥ノ胸山も行ったこともあり、ナビを使わなくても道志エリアの登山口にはアクセスできました。
すっかり馴染みの山域になってきましたね(笑)
それでは登山レポート本編をご覧ください!
【登山レポ①】
道坂峠を越え今倉山へ
道坂隧道バス停(08:52)-道坂峠(09:03)-今倉山(09:46)
都留市と道志村を結ぶ山梨県道24号(都留道志線)の峠が道坂峠で、峠道の頂上にある道坂トンネルから今回の登山がスタートします。
都留市側に駐車スペースと標識がありますが、道志村側からでも同じ道に合流して登ることができるそうです。
このトンネル脇を登ってトンネル上に登山道が続いています。
トンネルから出てくる車やバイクの方に不審な目を向けられながら😑、登山準備をして出発開始です!
湿った粘土質の土道のトレイルを進みながら、まずは道坂峠の分岐を目指します。
GPSログ通りであるならば、ものの登山口から10分で道坂峠に到着。
ここからは今倉山へ登り上げるだけになり、このままではブログとしてあまりに内容が少ない、、縦走の場合でも前編・後編と分けていましたが、今回は一つのブログでまとめさせていただきます😅
道坂峠から御正体山へ歩くことができますが、その場合はかなりロングコースになります。
御正体山はいくつか登山口があり、山百チャレンジではどのルートを選ぶかまだ迷い中の一座です。
おすすめのコースがあれば是非教えてくださいね。🙏
さてここから今倉山山頂に向かって登ります!
登山口~道坂峠までの暗さは無く、風通しの良くて明るい尾根歩きとなります。
歩きやすい道が続きますが、意外と急登が続く道です。
黒川鶏冠山を登ったばかりなので、あの緩やかさと比べるときつく感じますが、低山とはいえ山梨の山って多くは急登ありますよね。
この日は謎の胃痛に悩まされ、早くも大休止を取りました。😰
胃腸弱いのに朝にコーヒーをがぶ飲みしたのが原因だと思いますが、痛くなると分かっていてもつい飲んじゃうんですよね。
胃痛を堪えながらじきによくなるだろうと進み続けます。
途中平坦地が出ますが、すぐに急登に戻りますよ~🔥
とはいえ山頂までの距離は短いので、ゆっくり進んでもそこまで時間はかからないでしょう。
この山も例にもれず恩賜林(おんしりん)となります。
山梨県全体の約3分の1にも及ぶ恩賜林なので、山梨百名山も多くは恩賜林の山ともいえるんですよね。
そしてまた鳥ノ胸山の山行と同じように、ピーカンで絶好の登山日和にも恵まれました。
道志山塊と相性がいいのか、できればその晴れ運はまもなくやってくる高山シーズンに取っておけるなら取っておきたいものですが😅
新緑に覆われたトレイルを登ってしばらくすれば
今倉山(1,470m)に到着となります。
登山口から約一時間、あっさりとした登頂となりました。
今倉山は東峰と西峰があり山頂標識があるのは東峰となります。
西峰に行けば展望もあるらしいのですが、今回は菜畑山優先でスルーします。
今倉山から西の稜線を進めば、展望のある赤岩や道志二十六夜山に繋がります。
ちなみに道志山地にはややこしいことに二十六夜山が二つ存在します。
今倉山から稜線伝いで行くことができる二十六夜山は道志(もしくは都留)二十六夜山と呼び
山梨百名山に選定されている二十六夜山は秋山二十六夜山と分けて区別しています。
実はエルクのお客様にも道志二十六夜山を登ってそれが山梨百名山だと思った方がいて、他にもそんな人は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
どちらも月の出を待つ二十六夜待ちの行事があったことに由来した山名で、そんな変わった名前の山が近くに二座あるとは調べないと分かりませんよね
ここからは菜畑山への縦走となります!
心身どちらも(気持ちも胃も🤢)消化不良気味ですので、ここから稜線歩きを楽しみますよ~
【登山レポ②】
新緑の稜線を進み、菜畑山へ
今倉山(09:49)-水喰ノ頭(10:29)-菜畑山(10:55)-昼休憩-水喰ノ頭(11:56)-今倉山(12:31)-道坂峠(12:54)-道坂隧道バス停(13:02)
今倉山で三脚をたてて自撮りしているところを後続パーティに見られるのは恥ずかしかったため、そそくさと菜畑山へ向かいました。
この道も菜畑山まで尾根沿いの一本道となっていて、まず道迷いすることは無いでしょう。
いきなりガツンと下り坂となりますが、菜畑山は今倉山に比べ約200mも標高が低い山になります。
なので往路は下り基調で、復路が登りとなりますので、このルートを行かれる際は帰りの登り返しも頭に入れておいてくださいね。
ガツンと下りてからは比較的なだらかな歩きやすい縦走が始まります。
登山開始から特に展望は無いのですが、ここまで気持ちよく歩けるのも、春から初夏へ移り変わる里山の新緑の美しさがあってのことでしょう。
途中の尾根上の急登にはロープが張られていますが、よほど足もとが悪くならない限り使用することは無い斜度です。
アップダウンのアップ区間も、少し我慢すればすぐになだらかな下り道に変わっていく尾根ですね。
更に少し行けば、急に視界が開けた場所があり
そこからは御正体山、その奥の富士山を望むことができます。
この登山初の展望地なので、休憩スポットとして覚えておくといいでしょう。
1,344mのピーク、水喰ノ頭に到着。ピークには見事な大木のブナがたっぷり陽光を浴びて輝いていました。
ここで稜線歩きの半分といったところでしょうか。
水喰ノ頭から菜畑山まで、ブナの美林が続きました。
新緑がただただ美しく、先ほど見た富士山の眺望よりも、僕にとってこの山のハイライトはこの緑の稜線でした。
新緑の木漏れ日を浴びながらここまで歩いただけといったらなんですが、とても爽やかな気持ちにさせてくれましたね。
気持ちのいい稜線歩きを続けていれば、すぐに目当てのピークがやってきます
菜畑山(1,283m)に到着です!
ここまで登山口から約二時間の行程でした。
「なばたけうら」
誰もが"やま"と呼びたくなりますが"うら"と読む、この特殊な呼び方は丹沢や奥多摩の山にもある呼び方のようです。
谷の頭を指す言葉で、その当て字に山が付いたのが菜畑山なんですね。
僕からおせっかいな話ですが、山梨百名山を楽しむうえではこんな山トリビアを知っていく事が、山百を続ける秘訣ですよ(笑)
山頂からは道志の谷を隔てて西丹沢(裏丹沢)の山々を一望することができて、特に加入道山、大室山の山体が立派に見えます。
大室山は山梨百名山でありますが、最近はこのエリアをよく訪れているので、秋以降に使用かなと計画中です。
東屋があったという場所には、今や椅子だけがぽつんと取り残されています。
湿気が少なく爽やかな気候もあって、日の光を浴びながらランチを食べるのにはちょうど良かったですね。
こんな天気とは裏腹に、胃はやはり調子が悪かったので、おにぎりをゆっくり咀嚼しながら30分ほどくつろがせていただきました。
菜畑山からは同じ道を辿り今倉山、そして道坂トンネルへと帰ります。
往路であれだけ浴びた新緑のシャワーをまた浴びて、体感としてはあっという間の道志山塊縦走登山となりました。
無事に道坂トンネルへ帰ってきましたが、今回はひどい胃痛の為に直帰しました。
なので今回の山百ブログでは立ち寄りスポット紹介は無しとさせていただきます🙏
登山のまとめ情報は最後に載せてますので、そちらもぜひご参考ください!
今倉山 菜畑山まとめ
【今回の山行記録】
山行時間:04:10 距離:9.8 km
登り:940 m 下り:942 m
【標準コースタイム(目安) 5時間45分】
(往路)道坂隧道バス停ー0:25ー道坂峠ー1:05-今倉山ー0:45-水喰ノ頭ー0:40ー菜畑山
(復路)菜畑山ー0:50ー水喰ノ頭ー1:00ー今倉山ー0:45ー道坂峠ー0:15ー道坂隧道バス停
【アクセス(道坂隧道バス停)】
・車
中央自動車道 都留ICから山梨県道24号線に入り約20分。
・公共交通機関
富士急行線都留市駅から、都留市の運行する(富士急山梨バスに委託)コミュニティバスの「道坂隧道」または「菅野上」「月夜野」行きに乗車し、または「道坂隧道」で降車する。
【アドバイス】
登山口の道路の反対側にはバイオトイレが設置されている。
今倉山までの道は急登が続くが、山頂は近いので息を整えながら登れば大丈夫。
稜線の往復は比較的歩きやすい道が続き、危険個所は無い。
標高は高くないので、秋~初夏までが登山適期といえる。
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活用方法はジオグラフィカなどで活用していただけます。
続いての山行記録はこちら👇
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