【エルク速報vol.17】今週の新商品入荷と、反響あった商品まとめ【2/28-3/6】

当ブログの筆者スタッフ綾井は、先日の山行で体がボロボロのなかこのブログを書いています、、

南アルプスの地蔵岳(鳳凰山)へわざわざスキーを担いで登っていき、滑らずに敗退した山行は、昨日アップしたフィールドレポートに書いた通り。

この痛みが治まらないうちに、また明日からスキーへ行ってくるのですが、再来週のキャンプまでは体を痛めつけながら遊んでやろうと思います(笑)

なんだかんだ下山後の疲れや痛みが心地いいんですよね。


さ~て今週の新作や反響の大きかった商品や、この時期にお勧めしたいスタッフの推しギア紹介、はたまたアウトドア業界にまつわる裏話まで…

SNSやメーカー公式の紹介文とは一線を画す、ゆる~い切り口で語っていく「エルク速報」のvol.17にお付き合いください!


5050WORKSHOP / MICROLight

まず初めは、近年進化が目まぐるしいLEDライトです。

50520WORKSHOPはミニマライトという小型LEDランタン&フラッシュライトが人気を集めましたが、そこから更にコンパクトになった手のひらサイズの新作フラッシュライト&ランタンが「MICROLight マイクロライト」です。

重量はわずか20g、見て分かるように手の平よりもコンパクトなサイズ感。

専用USB-Cケーブルで充電ができますが、本体の形状から市販のUSB-Cケーブルだと奥まで差し込むことができず充電ができません。(一部充電できるものもございます。)

こちらだけ注意していただければと思います。


フラッシュライトは4段階の明るさ調節が可能で最大350ルーメン(インスタントモード)の明るさ。

ランタンは昼白色と電球色の切替が可能でそれぞれ3段階の明るさ調整ができて最大70ルーメン、超小型ライトとしては十分なスペックですね。

本体にはマグネット内蔵でちょっとした作業などでも活躍します。

これは結構便利かも!

付属品のクリップを併用して帽子のつばに取り付ければヘッドライトとしても使えます。

エルクでは更にハイスペックな「Rovyvon」社のオーロラシリーズもラインナップしています。

どうなんだろう、結構似てるというかかなり類似した製品になります、、

Rovyvonのオーロラシリーズは、最大650ルーメンのフラッシュライトとなるので、暗闇をより明るく照らしたい場合はオーロラを選んでいただければと。

ただマイクロライトの方が¥3,960(税込)とお安い設定。

エルク店頭ではあえて隣に陳列していますので、ギア選びの悩みの苦しみを味わってください!(笑)


EVERNEW / 山岳飯盒弐型

毎シーズン尖ったギアをリリースしてくれる「EVERNEW エバニュー」から、先日紹介したブルーノートストーブに続き、またまた面白いモノを作ってくれました。

山岳飯盒弐型は自衛隊の戦闘飯盒弐型をベースに、ハンドルの長さや本体塗装を変更し、山岳仕様バージョンとして生み出した飯盒です。


近年のエバニューさんのカタログはとても面白くて、この山岳飯盒弐型のページにある文章でも尖りまくっています、、

「チープな四角い容器で炊飯をするのは、お米に対して失礼です。」

チープな四角い容器については、あえてここでは言及しませんが(笑)

とにかくお米を美味しく炊ける飯盒というのを目指した結果、良質な材料と長年官給品を作り続けた工場の技術の融合が、お米に対して最もリスペクトを示せる飯盒になるというのがエバニューさんの意見です。


エバニュー製品はチタンの軽量クッカーに注目が集まりがちですが、お米を炊くのには熱伝導率の良いアルミ製品がやっぱりおすすめ。

今回の「山岳飯盒弐型」以外にも、昨年デビューした「バックカントリーアルミポット」や、「UL/ALU ナベ 700」もあって悩ましいばかり。

バックカントリーアルミポットは特殊加工を施さず、焚き火でガンガン使えるという点において山岳飯盒に近い位置づけですが、そのサイズや形状はよりシンプルで小さいポット型にあんります。


UL/ALU ナベ 700については、焦げ付きにくいプラズマコーティングが施され、機能面と軽量性を両立したクッカーといえるでしょう。

焚火でも調理はできない事は無いのですが、こちらは小さなウッドストーブか、ガスストーブやアルコールストーブとの相性がいいですね。


他にもエバニューのチタン製品などが今週は大量入荷しています!

来週木曜(3/10)のインスタグラムLIVE「ELK MANIA」でも、エバニュー特集と銘打って紹介させていただきますので、ぜひそちらもチェックしていただければ嬉しいです!

エルクのインスタグラムアカウントはこちらから


SALOMON / X ULTRA 4 GTX

今日はまた寒くなってきていますが、三寒四温の冬から春へと移り変わり季節となり、暖かい日が増えてきました。

そうなるとやはり気になるのが登山で最も大事なギアの一つともいえる、登山靴/トレッキングシューズでしょう。

そのなかでも初めての人でも履きやすい軽量トレッキングシューズ、「X ULTRA 4」シリーズがエルクに再入荷です!


実はこのコロナ禍にあって、世界的に登山靴が不足しています。

それは多く靴工場を抱えるベトナムが、現地のロックダウンなどにより生産が滞り、供給ができなくなったという背景があります。

なかでも多くのアウトドアシューズに採用されているアウトソールメーカーVibram(ビブラム)社も、そのあおりをうけ各メーカーの生産が大きく遅れたという事例も。


さてそんな靴不足のなかで、長らく入荷しなかったのがサロモンの「X ULTRA 4」シリーズなんですよね。

軽量トレッキングシューズというのは、各社リリースしていますが、大きな差異が出にくいジャンルでもあります。

しかしこのXウルトラ4はローカットシューズであっても、捻挫の防止機能がピカイチ。

軽さと保護力、防水性にグリップ力と、かなりバランスの取れたトレッキングシューズになります。



詳しくは昨年のリリース当初に書いた、Xウルトラ4の紹介ブログもご覧いただければと思います。

これからは中低山ハイクが楽しくなる季節です。

今月下旬にエルクスタッフでトレッキングに繰り出す予定ですので、その様子もこちらでご報告させていただきたいと思います!


テーブルストック / 本当に美味しい保存食各種

エルクでは登山で持ち運びがしやすい、フリーズドライ食品やアルファ化米など各種取り扱いをしています。

保存のきくこれらの食品関係は、実は東日本大震災の経験を経て見直され、味のクオリティも格段に上がりました。

エルクで取り扱いをしている「テーブルストック」の保存食も、東日本大震災がきっかけで生まれた、長期保存のきく美味しい保存食になります。


テーブルストックのラインナップは、ボロネーゼ、ナポリタン、カレーうどん、ほうとうの四種類。

これらの保存食の画期的な点は「常温5年保存&麺が伸びないもちもち食感」というところ。

従来の製法では、小麦粉からできている麺をソースやスープと同じパッケージに入れてしまうと麺が伸びてしまい美味しさを保てませんでした。

テーブルストックでは独自新製法により、麺とソースやスープが同じパッケージ内にあっても麺が伸びずにもちもち食感を保持、美味しさを損なわない画期的な保存食が生まれました。

調理方法も湯煎するだけと超簡単。

別に容器なども用意せず、袋から直接食べることができるので、そういう点でも防災食として、そしてアウトドアでの食事にも適していますよね。


実際にスタッフ綾井は4種類を食べ比べましたが、麺がモチモチで味も本格的、どの種類も本当に美味しいと感じました。

日常でも食べたくなる美味しさを実現したことによって、災害に備える保存食としてだけでなく、賞味期限切れによる食品ロスを減らし、保存と消費の理想的なローリングストックを実現。

食べて消費すれば、保存食や災害食として都度買い足すというのが、災害に備えるうえで最も理想的といえるのではないでしょうか。


エルクの取扱商品は食品以外でも、防災用品として使えるものを多数扱っています。

今年も3.11を迎えるのにあたって、防災食/防災用品を改めて見つめ直すいい機会です。

防災士の資格を持つスタッフもいますので、ぜひともご相談いただければと思います。


PRIMUS / P-115フェムトストーブ

本日のSNSでも紹介させていただきました、SOTOのレギュレーターストーブのプレミアディーラー限定エディション。

早速多くのお客様からお買い求めいただき、改めてレギュレーターストーブの人気の高さを知る機会となりました。

レギュレーターストーブはCB缶対応のシングルバーナーですが、OD缶対応の小型シングルバーナー「フェムトストーブ」も、同じタイミングで久しぶりの入荷となりました!


フェムトストーブは筆者のスタッフ綾井が愛用しているモデルで、ガスバーナーの中でも最軽量クラスです。

同じく愛用しているエバニューの「チタンマグポット500 RED」の中に110gガス缶と一緒にスタッキングができるサイズなので、そのセットで登山に持っていくことが多いです。

最近買った「ブルーノートストーブ」もこれから使っていくと思いますが、やはりガスバーナーの火力と手軽さは魅力ですね。


軽量シングルガスバーナーではSOTOの「ウインドマスター SOD-310」も、防風性が高く人気ですが、コンパクト性ではやはりフェムトストーブです。

新製品でも超人気製品でもございませんが、なんだかんだ欠品する人気のフェムトストーブ。

軽くてコンパクトなガスバーナーをお探しの方は、まずはこのフェムトストーブを検討していただければと思います!


mont-bell / ムーンライトテント

モンベルが誇るロングセラーモデル「ムーンライトテント」。

月明かり(ムーンライト)の中でも簡単に設営可能というコンセプトで作られたこのテントは、なんと初期モデルから40年以上の歴史を誇る超ロングセラーテントなんです。


上の写真は初期型のA型フレームを採用したムーンライトテントです。これぞムーンライトなカタチ。

昔のモデルを使っているお客様も多くいらっしゃいますが、現行モデルはサイズが大きくなり重量が軽減されています。

1型は一人で"広く"使えるサイズ感で、昔の同じ数字の型と比べればサイズが大きくなってるんです。

今までなら2人で快適に使うために4人用とかを選んでいましたが、よほど大きく使いたいというのでなければ、使用人数と同じ数字の型を選んでいいと思います。


山岳向けには同社のステラリッジテントがおすすめですが、ツーリングキャンプなど重量を削りたいキャンプシーンでは、このムーンライトテントがおすすめです。

エルクではライトタン (LTN)カラーの、1型と2型をセレクトしています。

合わせて使えるテントマットもご用意ございますので、合わせてご検討くださいませ!


今週もエルク速報を最後までご覧いただきましてありがとうございました!

今週もエバニューさんがにぎわしてくれましたね(笑)

話題性だけでなくクオリティの高い製品ばかりですので、エルクにお越しの際は他の製品もぜひチェックしてみてください!