登山ソックスの選び方|メリノウール・厚み・フィット感を専門店が解説
- 2021年1月8日
- 読了時間: 5分

エルクでアウトドア用品の販売を通して、地味ながらとっっっても深い世界だなと感じるのが「ソックス」選びです。
取扱い・取扱い外も合わせて数多くのソックスを試してきて、それぞれの個性が意外とある分野だなと感じました。
そしてアウトドア業界のソックスは、フィット感・耐久性・機能性においては、他の業界のソックスとは群を抜いて秀でていると確信しています。
まず前置きしておきたいことは、最適なソックス選びは人によって違うということ。逃げのよう感じる方もいるかもしれませんが、実際にエルクで接客してお客様の反応は多岐にわたります。
フィット感を重視される方や、耐久性を重視される方などなど…ソックスに限った話ではないですが、必ずしもこれ一つでいいといえないのは当然です。

今回の記事(も)は、自称ソックスオタクのスタッフ綾井が、悩ましいソックス選びのポイントを解説していただきます!
ソックス選びのポイント① なぜメリノウール?

まず僕のソックス選びの大前提として、「メリノウール」素材が使われているかということ。その理由は主に防臭性と吸湿速乾性、そして主に秋~冬山では保温性が備わっているからです。
ではアウトドア市場にウールの入っていないソックスが無いかといったらさにあらず、もちろん存在します。速乾性を重視して化繊を使用したソックスなどがありますよね。夏だったらすごく調子がよさそうに感じますが、臭いがね…足クサ人間にとってはウールなんですよやっぱり。
またメリノウールは、冬暖かく夏涼しい、1年中快適に使っていただける天然素材です。
ソックス選びのポイント② やっぱりクッション性って大事?

あとよくウールが選ばれるポイントのひとつとして、「クッション性」をあげられることも多いです。しかしこれは僕個人的には、半分正解・半分不正解といった感覚です。
どういうことかというと、近年の登山靴やアウトドアシューズにクッション性が備わっているから。マシュマロクッションのような厚底のトレイルランニングシューズも多いですよね。
シャンクの硬い冬靴やアルパインシューズを履くときは、厚みのあるモデルを選ぶことが多いですが、クッション性のあるハイクシューズの場合は、ソックスにそこまで厚みを求めなくてもよい時代になってきたと考えます。

ソックスメーカーによって、そのモデルの厚みの設定を細かく分けているものもございます。
自分が求めるクッション性の厚みを、よく考えてお選びください。
ソックス選びのポイント③ ソックス内で足がずれる?

多くのアウトドアソックスを見てきた中で、フィット感もソックスによって多種多様にあるとわかりました。
一般的な考えからいえば、ソックスはルーズよりもフィットしているほうが、足のトラブルは少なくなります。
フィット感がルーズであるがゆえに、ソックス内でずれが生じることもあります。またルーズな靴下に窮屈な靴を併せた場合は、想像するに容易く、足を過度に圧迫してしまう事に繋がります。
あくまで窮屈に感じない適度なフィット感を求めたほうがいいでしょう。
そのためにはサイズ選びも間違いないように心がけてください!よく男性の方でサイズ選びを間違われる方が多いですよ。

なぜかというとソックスに表記されているサイズ表は、あくまで足の実寸サイズであって、履いている靴のサイズとは異なるからです。僕の場合は実寸が26.0cmでよく履く靴のサイズは27.5cmです。ソックスの表記ではMサイズが24.0~26.0cmとあり、僕が選ぶのはMサイズになります。
フィット感を求めるがゆえに、上限であるMサイズを選んでいるということですね。しかし極端に幅広甲高の方の場合は、フィット感によってはサイズアップも考えられます。
フィット感の強い「FITS フィッツ」、少しルーズなモデルもある「Smart Wool スマートウール」(スマートウールの中でもフィット感の高いモデルもございます。)など、各社個性がありますよ。
ソックス選びのポイント④ ウールはすぐにダメになる?

ソックスに限らずウール製品の課題に、耐久性が挙げられます。上の写真のように、負荷のかかりやすいかかとの黒い部分は、すり減って破れてしまいそうになっています。
破れだけではなく、毛玉や"へたり"の発生はウール製品にとってのアキレス腱といえるでしょう。
特にソックスは体重という負荷が常にかかるものなので、特にアウトドアソックスにおいては耐久性を持たせるためにいくつかの工夫が施されています。

一つには素材。メリノウール100%ではなく、耐久性を持たせるためにナイロンなどを混紡しています。混紡率を確認していただければ、各モデルによって個性が見えてくるところです。

一つには特に負荷のかかる部分に厚みを持たせる、補強する方法。かかとなどを見ていただければわかりやすいです。上の写真のように裏返してみていただけるとわかりやすいです。
厚みがつま先から履き口まで変わらないモデルは、歩行を重視するアウトドアアクティビティには不向きといって差し支えないでしょう。
しかしかかとや足裏部分にクッション性をあえて持たせていないモデルもあります。足裏感覚が重要視されるスキーやマウンテンバイクなどです。
一つには織り方や糸の選別方法です。これは見た目からはどれが優れた製法で作られているかは分かりにくいところですね。
ひとつひとつ各社のホームページを調べてなんてめんどくさいことは私たちの仕事でしょう(笑)それだけではなく実際に試したり、お客様の意見を頂戴して、店舗でお伝えできればなと思います。
是非、エルク店頭で触ってご相談いただければと思います!





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