こんにちは!こんばんは。
エルクの松崎です。
山でも日常でも、エルクスタッフが愛用しているTopo Athleticのシューズ。
2013年に創業され、日本に本格的に上陸したのは2020年ということでまだ聞きなれないという方も多いですよね。
今回は、私たちがTopo Athleticのシューズを選ぶ理由、その特徴についてご紹介させていただきます。
Topo Athleticとは?どんなブランド?
ビブラムのファイブフィンガーズを手掛けたことでも有名なトニー・ポスト氏が創業したアメリカのランニングシューズブランド。
学生時代からハードなトレーニングを積んでいたトニー氏ですが、度重なるケガなどが原因で現役を退き靴の業界で働きはじめます。
業界で働いて35年たった頃、あることに気づきます。
それは、ランナーが自然に走ることで得られる喜びや可能性へと導くシューズがこの世にないことでした。
そこで、世界で最も自然に走れるランニングシューズを創りたいという思いで会社を設立することになりました。
Topo Athleticのシューズを履き続けている理由
私がユムラン(毎週土曜日朝開催のイベント)でトレイルランニングをはじめた際に、つま先が痛くなったり爪が割れたりといったトラブルが立て続けに起こりました。
しばらくは我慢してましたが、「武田の杜トレイルランニングレース」に出場することになり新しいシューズを探していたタイミングで、足入感覚がしっくりきたTopo Athleticのシューズを試すことに。
ハイキングや20kmを超えるような登山で何度か履いてみて、つま先の痛みがほとんど無くなり下山してからの足指の疲労感もかなり軽減されていることに驚きました。
シューズの耐久性も非常に高く、岩場や藪のトレイルが出てくる登山、毎週のトレーニングでで履いていても破れやほつれは今のところなし。
トレランシューズの寿命は400km前後と非常に短いように感じます。
Topo Athleticのシューズの寿命はは600km以上とも言われており、アスリートの中には1足で1000km以上走った方もいるとか…
履きつぶす最後までクッション性が持続するような素材を使用するなど、耐久性へのこだわりは使用頻度の高い私たちには非常に有難いです。
Topo Athleticのシューズの特徴
①つま先を自由に動かせる前足部
岩場、砂、泥など様々なトレイルに対応するためには足裏感覚や着地の際の安定感が非常に重要です。
前足部は足の指を自由に動かせるように広めの設計になっているため、クッション性が高いモデルであっても安定感が高く不安定なトレイルでも安心して走ることができます。
②フィット感の高いヒール&中足部
指が自由に動かせる空間が大切とはいえ、靴全体が緩いと指に常に力が入った緊張状態になり疲れてしまったり、最悪捻挫をしてしまったりなんてことも…
Topo Athleticのシューズは踵の固定感が強く、シューレースもしっかり締めこめる構造になっており前足部以外はしっかり固定できるので、下りの場面で過剰に踏ん張ってしまったりといったこともありません。
Topoのシューズは中足部のフィット感が重要です。
かかとをトントンとよせて、シューレースは下からしっかりと締めてから走ってくださいね!
③長期間持続するクッション
ミッドソールには、長期間使用しても反発力が衰えないZipFoam(ジップフォーム)を採用しているモデルが多く、購入時の快適性が最後まで持続します。
今履いているシューズはまだ200km程ですが、クッション性に関しては衰えを感じません。
④強力なグリップ力を発揮するソール
アウトソールには基本的にビブラムメガグリップを採用しており、特に岩場での安心感は絶大です。
ラグの形状と間隔も絶妙で、泥の斜面でもしっかりグリップしてくれて泥や雪が詰まりにくくしてくれています。
(2月上旬の大雪が降った週のユムランにて)
想像以上に雪が残っていましたが、雪の上でも快適に走れてタイムもいつもとほとんど同じでした。
今年の新作&スタッフ使用モデル
・TRAVERSE
ここ最近ではロングトレイルを歩くハイカーからも支持されているTopo Athleticのシューズ。
そういったユーザーのニーズをさらに満たすために開発されたシューズがこの「TRAVERSE」。
一見するとトレイルランニング専用のシューズのように見えますが、実は数日間のロングトレイルにも適しています。
その理由は、高いクッション性と前足部のロックプレートにあります。
Topo Athleticのトレイルランニングシューズには、ロックプレートを備えたモデルがありますが、それはクッションが薄いものだけ。通常、クッション性の高いシューズは走る際に足を守ってくれて快適ですが、厚みがあるためトレイルの状況によっては不安定に感じることも。
しかし、このシューズはスタックハイト30mm(かかと)の高いクッション性とともに、前足部にロックプレートが配置されており、驚くほどの安定感をもたらせてくれます。
荷物を背負っても足にダメージを残さないクッション性と不安定なトレイルでも安心感のあるロックプレートが絶妙なバランスで組み合わさっています。
アウトソールにはビブラムメガグリップ、前足部にはロックプレートを備えており岩場も快適に歩ける仕様に。
新しいFKTインソールの裏面は水を含まず、濡れた時にはすばやく水を排出してくれます。
数日間におよぶロングトレイルでは濡れたシューズを乾かす場面も。
そんな時のためのカラビナループも備えております。
〈製品情報〉
価格:¥24,750 tax in
スタックハイト:30mm(かかと)/25mm(つま先)
ドロップ:5mm
重量:301g(M9)/247g(W7)
・MT-5
エントリー向けとして定評のあるシューズが大幅リニューアル。
Topoらしい足入れの快適さやクッション性はそのままに、非常に軽量でアスファルトからトレイルまで1足でこなせてしまう、そんなバランスの良いトレイルランニングシューズです。
また重量は264g(M9)と他と比べて明らかな違いを感じる軽量性なので、山を軽快に走りたい方にオススメの1足です。
ソールは、ラグの深さと面積を抑えることでロードでも違和感なく走れる仕様になっており、普段のトレーニングにも重宝しそうですね。
〈製品情報〉
価格:¥23,100 tax in
スタックハイト:28mm(かかと)/23mm(つま先)
ドロップ:5mm
重量:264g(M9)/218g(W7)
・TERRAVENTURE 4(店長綾井使用モデル)
テクニカルな地形のトレイルランニングに最適で、ロングトレイルハイカーからも支持を得ているモデル。ほどよいクッション性と前足部のロックプレートにより岩場での安定感は抜群です。
レースで使用するランナーも多く、舗装路の比率が低いロングレースではこれ!というアスリートが多いシューズでもあります。
・TERRAVENTURE 4 WP
TERRAVENTURE 4にはウォータープルーフモデルもあり、冬の寒い日や雨の日も走りたい方にはこちらがオススメです。
登山用の防水ローカットシューズとしても良いですね♪
軽さと透湿性に優れた防水素材eVent DVdryLTを採用しいており、発汗量の多いトレイルランニングにおいても足を快適に保ってくれます。
〈製品情報〉
・TERRAVENTURE 4
価格:¥24,200 tax in
スタックハイト:25mm(かかと)/22mm(つま先)
ドロップ:3mm
重量:286g(M9)/244g(W7)
・TERRAVENTURE 4 WP
価格:¥27,500 tax in
スタックハイト:25mm(かかと)/22mm(つま先)
ドロップ:3mm
重量:340g(M9)/286g(W7)
・MTN RACER 3(スタッフ松崎使用モデル)
今回紹介した中では最もクッション性が高く、走りやすい林道~テクニカルなトレイルまで様々な状況に対応できます。
特に「武田の杜トレイルランニングレース」のように比較的走れる場面が多いトレイルランニングでは頼りになる1足です。
ミッドソールはかかとから少しはみ出したような形状をしており、かかとから着地した時の衝撃吸収力が高くスムーズに体重を前に移動していくことができます。
レースに出る方はもちろん、クッション性と安定感のバランスが良いのでこれからガシガシ山を走りたい!という初心者の方にもオススメです!
(私もトレイルランニング初心者なので一緒にがんばりましょう!笑)
〈製品情報〉
価格:¥24,750 tax in
スタックハイト:33mm(かかと)/28mm(つま先)
ドロップ:5mm
重量:286g(M9)/235g(W7)
・さいごに…
トレイルランニング、登山、スキー、クライミングなど山でのアクティビティには足の悩みがつきものですよね。
そして、それが山での楽しさにかなり影響を与えてしまいます。
痛くて悶絶しながら下山した山スキーブーツ、両足の小指の皮がめくれてしまったクライミングシューズ、爪が割れてしまったトレランシューズ。
私もこれまでたくさんトラブルを経験してきました…。
トレイルランニングは山のアクティビティの中でも足に大きな負荷のかかるスポーツ。
お店でお客様とお話をしていても足に悩みをかかえている方も多いです。
今回紹介したシューズが全ての方にぴったり!ということはないですが、もしトレイルランニングやハイキングで足が痛かったり悩みがある方にはぜひ一度お試しください!
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