【山百チャレンジ26座目 釈迦ヶ岳】岩場を越え、御坂山塊屈指の鋭鋒へ!

こんにちは!山梨百名山チャレンジ担当の綾井です。


前回の記事で登った黒岳登山、その日にもう一座続けて登って来ました。

前回の黒岳の記事はこちら👇

今回の山梨百名山チャレンジブログは、御坂黒岳の隣にあるこの山です。

釈迦ヶ岳(1,641m)、尖った上部は花崗岩の切り立った円錐形の岩山で、エルクの在る甲府盆地からもその姿を判別できる山となります。

4月上旬に行った「大栃山」からも近く、その鋭く尖った山容を見ることができました。

冒頭で書いた通り黒岳を登って下りてもまだ朝の9時台。

黒岳と同じすずらん群生地から登ることができるので、この日の二座目に釈迦ヶ岳を選びました。

黒岳登山と同様に、スズラン群生地駐車場から黒岳/釈迦ヶ岳の分岐の尾根まで上がり、釈迦ヶ岳山頂をピストンするルートを選びました。

山頂近くには岩場もあって、黒岳に比べアスレチックなルートとなります。


スズラン群生地駐車場の林道のさらに手前、ダート道を登って登る最短ルートもありますが、本山行ルートでもそこまでハードな行程ではありません。


それでは登山レポート本編をご覧ください!


【登山レポ】
岩場を越え、御坂山塊屈指の鋭鋒へ

スズラン群生地駐車場(11:00)-黒岳/釈迦ヶ岳分岐(11:18)-府駒山(11:34)-釈迦ヶ岳(12:14)

釈迦ヶ岳(12:32)-府駒山(12:59)-黒岳/釈迦ヶ岳分岐(13:10)-スズラン群生地駐車場(13:22)]

またまたやって来たスズラン群生地駐車場、更に下の登山者専用駐車場です。


黒岳登山からそのまま釈迦ヶ岳へ向かえば、わざわざこの駐車場まで下りてくる必要が無いのですが、実は釈迦ヶ岳とは違う山へ一旦移動していたのです。

黒岳からの下山後、若彦トンネルを河口湖方面に抜け、大石峠経由で節刀ヶ岳へ登ろうとしていました。


わざわざ移動した理由は

連続で近くの山を登って紹介するのに気が進まない、似たようなルートで近い山だったら季節を変えて登ってみたい☝️

とまあ曖昧な理由。


しかし登山口に着いてから気づいたのですが

この登山口から節刀ヶ岳だけでなく十二ヶ岳の縦走周回登山が可能ということ。


だったらそっちの方がいいやと思い、更にそのルートなら1日コースだからすぐに登れる釈迦ヶ岳にしようと、結局踵を返しました。


さすがに山梨百名山の一座一座に綿密な計画は無く、こんな行き当たりばったりになってしまうのもしばしばあります。

同行者にはほんとに申し訳なかったですが、、😑

という訳で黒岳と同じ駐車場に戻って疲れてこの顔に(笑)


気を取り直して登山開始です!

同じルートでまずは黒岳と釈迦ヶ岳の分岐まで登ってきました!

同じ場所でも無理やりテンション上げて楽しんで行きますよ〜😅


戻って思ったのが、やっぱり朝の光を浴びたほうが森も花も美しいです。

登山はやはり朝に限る🤔

心なしか笑顔の写真が多い気がするが、これも振り回してしまった同行者に少しでも楽しんでもらおうという気持ちが働いてそう。


結局登山もどこを登るかではなく、誰と登るかだよね!

岩場が出るまでは緩やかな尾根道で、二座目となったこの山行でも、そこまできつくは感じなかったですね。

三角点のある府駒山を越えて、釈迦ヶ岳へ向かいます!


ちなみに基準点名は「釈迦ヶ岳」と、府駒山の名前は使われなかったようです。

その後も緩やかなアップダウンがある樹林帯の尾根道。

ここも黒岳と同じく登山経験が少ない人でも体力的なハードルは低い山です。

木々の間から甲府盆地側が開けるポイントがありました。

既に時間もお昼近くになり、雲が多くなってきました。

ここも黒岳と同じく、対して危険ではない場所に危険テープがこれでもかと張られています。


ちょっと過保護過ぎるのでは?(笑)

お、岩のある痩せ尾根になってきました。


ここからが釈迦ヶ岳登山本番といった感じでしょうか!

岩場の急登にはロープも張られ、少し緊張感はあるものの、一歩一歩慎重に歩いていけば問題ありません。


むしろダラダラ歩くよりもメリハリがあって楽しいくらいです。

少し霞んではいますが、富士山もまだその姿を覗かせてくれています。


山頂のほうが綺麗に見えるだろうと、途中に見える富士展望のこのスポットも写真を撮ったらすぐに進みます。

山頂直下は急登ですが、あの先に山頂が待っています。

釈迦ヶ岳(1,641m)に登頂です!


ここまで約1時間15分、二座目ながら道も変化に富んでいたので、飽きずに登って来れました。

山頂では富士山をバックに、2体のお地蔵様が出迎えてくれています。

以前来たときはこんな前掛けだったっけと、検索してみると季節によって前掛けや頭巾が変わっているようです。


「釈迦ヶ岳 お地蔵」で画像検索してみると、いろんな姿のお地蔵様になっていて面白いですよ。

朝に登った黒岳も、この近さですからよく見ることができます。

日向坂峠の位置も分かりやすいですね。

黒岳と同じく、釈迦ヶ岳も富士展望の山

日曜日という事もあり、山頂には多くのハイカーさんがいてこの写真も順番待ちして取ることができました。


平日ハイカーの僕からすれば、山梨百名山の山頂で人がわんさかいるのが新鮮です。

手ごろに登れるという事もあって、釈迦ヶ岳は人気の山なのでしょう。

甲府盆地側に目をやれば、八ヶ岳や南アルプスの山々も見ることができます。

山梨百名山チャレンジでもまだまだ残っている山が多いな~!


ひとしきり展望を楽しんだので、混んできた山頂のスペースを開けるべく下山を開始します。

釈迦ヶ岳の行程は短いと言えども、下りは慎重にいきましょう。


お昼頃でも登ってくるハイカーさんが多いので、落石を落とさないようにゆっくり下りていきました。

本日3度目の分岐に到着。

この尾根道はしばらくいいかな(笑)


このまま下って黒岳、釈迦ヶ岳の2座連続山行は終了です。


釈迦ヶ岳は冒頭でも書いたように更に近い登山口や、大栃山登山の際にも行った檜峯神社からのルートもあります。

どのルートもコースタイムは往復で3時間もかからないため、手軽に富士の展望とアスレチックな登山を楽しめる山といえるでしょう。

今回は黒岳、釈迦ヶ岳を分けて登ったけど、物足りない人は周回するのもおすすめ。


御坂山塊はそれぞれの山だけを見ればコンパクトだけど、コース設定を伸ばそうと思えばいくらでも伸ばすことができる山です。


そういえば黒岳から王岳まで御坂山塊の縦走をするプランを実行しようと考えていた頃があったけど、何かと理由を付けてまだ繋げていませんでした。

山梨百名山チャレンジが終われば、そんな自由で軽快な登山もしていこうと思います!🔥


黒岳 釈迦ヶ岳 立ち寄りスポット

今回は黒岳と合わせて、下山後の立ち寄りスポットを紹介します!

ももの里温泉

山梨百名山チャレンジ企画でも、下山後に立ち寄りたい温泉をいくつも紹介してきましたが、僕も今回が初めて訪れる事となったのが、この「ももの里温泉」です。


登山口の芦川から甲府盆地側に下りて行って、車で30分ほどかかりますが、甲府方面に下りる方には最も近い日帰り温泉施設ではないでしょうか。

桃の花の頃には、一面ピンクに染まった桃源郷の景色を見ながら入浴できる露天があります。

個人的には登山後のサウナが大好きなので、ここでもしっかり整えさせていただきました!


釈迦ヶ岳 登山情報まとめ

【今回の山行記録】

山行時間:02:41 距離:5.1 km

登り:396 m 下り:397 m


【標準コースタイム(目安)  2時間40分】

スズラン群生地駐車場ー0:30ー黒岳/釈迦ヶ岳分岐ー0:15ー府駒山ー0:40-釈迦ヶ岳

釈迦ヶ岳ー0:35ー府駒山ー0:15ー黒岳/釈迦ヶ岳分岐ー0:25ースズラン群生地駐車場


【アクセス(すずらん群生地駐車場)】

・JR中央本線石和温泉駅から車で45分

・中央自動車道笛吹八代スマートICから30分

登山口に近い駐車場は50台ほどあり、すずらんの時期で無ければまず停める事ができるでしょう。駐車場代は無料です。

【アドバイス】

すずらん群生地駐車場ではトイレがあるので、ここで済ましてから登りましょう。

トイレは新道峠までの送迎バス運行期間中のみの開放となるので、冬季は使用することができません。


山頂に近づけば岩場も出てくるので、距離は短いとはいえ登山靴、トレッキングシューズなど最低限以上の装備で臨みましょう。

山頂西側からアクセスする最短コースは、より危険な岩場も出てくるので、自信のない方は本山行のルートか檜峯神社からのルートを選びましょう。



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活用方法はジオグラフィカなどで活用していただけます。

続いての山行記録はこちら👇

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