【アウトドア×サウナ】今流行っているテントサウナって実際どうなの!?エルクのサウナマスターに聞いてみた【サウナの妖精】

空前のサウナブーム。

お気に入りの銭湯へ行けば、決まって列に並ばないと入れないほど、その流行という目に見えないモノをひしひしと実感している今日この頃。

そしてそのサウナブームの流れを受けて、まさかのアウトドアフィールドでもサウナをしたいという猛者が増えてきて、地方自治体のイベントスペースやキャンプ場などにどんどんテントサウナが設置されています。


この流れに乗っからんとアウトドアでサウナをしたいな~と考えているスタッフ綾井は、ふと身近にいるある人の存在を思い出したのです。

その男の名前は柳澤隆広。

エルクの旅行部門を担当する会社の社長でありながら、サウナを愛しテントサウナに精通しているとのこと!

そしてなんとアウトドアサウナのイベントも何度も手掛けた実績もある、まさにその道(サ道)のプロフェッショナル!

社内にこんなプロフェッショナルがいて、2台のテントサウナを会社で保有しているなら、自然の中で楽しむサウナをきっとアテンドしてくれるはず。

声をかければ「喜んで」とのことだったので、今回は野外で楽しむサウナの魅力、そしてテントサウナとはどういったものなのかを、実際に体験してきましたのでレポートさせていただきます!



テントサウナがレンタルできる宿泊施設はこちら


男達は、至高の"ととのい"を目指し、サ道を追い求める。 世はまさに、大サウナ時代!

本番前日はそんなワンピースな気分を胸に、ワクワクと高ぶる気持ちを抑えきれず、少し寝不足のまま指定された場所へ行ってみると…

場所は陽の光も入りにくい谷あいのシークレットスポット、車の気温計はまさかの氷点下3度。(※土地所有者様に許可を取っています)

タカヒロ「道のない山も登る綾井さんには、サウナもやっぱり野趣性あふれる場所でしたいでしょう?」

いえ、アウトドアサウナ初心者としては、もう少し温かい場所でしたかったです。

そうはいってもタカヒロさんは僕をおもてなししようと、早くからテントサウナの設営、薪ストーブの設置などをしてくれていました。

優しいな~、やっぱり同趣味の人を増やしたいと思うのはジャンルに限らずありますもんね。

サウナテントに関しては僕も手伝わせていただきましたが、意外と簡単に設営することができましたね~。

持ってきてくれたのは所有しているテントサウナの一つ、SAVOTTA(サヴォッタ)のHIISI 4 (ヒイシ 4)というテント。

サヴォッタはフィンランド軍が採用する耐久性の高いバックパックなどを中心に製造をしている、フィンランドのアウトドアメーカーです。

そんなブランドからリリースされたテントサウナを知るやいなや、タカヒロさんはすぐに購入に踏み切ったそうです(笑)

こちらのテントは非自立式でしたが、お互い山やキャンプ場でテントを張る経験は一応人並み以上にあるので、二人もいればすぐに張ることができました。

そんな方なら間違いなく説明書を見ずとも張ることはできると思います。

さて設営が終われば、サウナストーブに火入れをしてテント内を高温にしていきます。

薪に火が付いたからといってもまだ温かくはなっていないので、温まるまでサウナ師のタカヒロさんが薪の投入やサウナストーンの設置などもやってくれました。

タカヒロ「綾井さんは薪を割ってください」

サウナの設営から火入れ、実際にサウナを楽しめるまでの動きがこなれていやがる。

さすが数々の場数を踏んできただけあるなと感心していました(笑)

薪割りが終わり時間があったので水風呂の代わりとなる近くの川を見てみると

凍っているやないか~い!

外気温が氷点下、水温はもちろん一桁台であろうこんな場所でサウナで整えるのだろうか、、

サウナをしたことのない人に改めてサウナについて簡単に説明すると

サウナ⇒水風呂⇒外気浴

の1セットを数セット繰り返すことによって「ととのう」と呼ばれる

快感の極致、トランス状態に至る状態へもっていくのが、多くのサウナーにとっての共通の目的なんです。

マラソンでいうところのランナーズハイだと思っていただければわかりやすいかと。

水風呂は冷たい方が好みではあるんですが、ここまでキンキンなのは初めてで心配、、

そんな思いをよそに準備ができたとサウナから出てきて

タカヒロ「さあ入りましょうか。服も脱いじゃって!」

とすでに汗をかきながら爽やかに語るサウナ師タカヒロ。

ここまで来ればもう入るしかない!脱ぐしかない!ととのうしかない!

気合を入れてショーツ一丁姿となった僕の横には、ん?サウナの妖精が

タカヒロ「僕のサウナの正装はこれですよ」

お客様にサウナを提供する際は必ずサウナガウンを羽織るというサウナ師タカヒロ。


「ほんとはサウナハットも被るんですけど、忘れちゃいました。」

その界隈では「サウナの妖精」とよばれるタカヒロさんは、サウナハットも被れば完成形となるそうです。

👆妖精の目撃情報は多数寄せられています。


そんなことよりも寒くてたまらんので、ホカホカに温まったテントサウナへいざ入室!

あれ、意外とサウナの室温が高くない??

そんなことを思っていたらそれを察したサウナ師がすかさず一言

「サヴォッタのテントサウナは超高温まで上がらないテントサウナです。そのぶんゆっくりとアウトドアサウナを楽しむことができるし、疲れすぎないから何セットも入ることができます。せっかく屋外に持ち出すサウナなんだから、ゆっくり楽しみたいでしょ?」

一言ならず長々とテントサウナについて語る姿は、貫禄すら漂う生粋のサウナ師のそれ。

タカヒロ「それではこれでどうでしょう!?」

アツアツとなったサウナストーンに水をかけて高温の蒸気を発生させる"ロウリュウ"タイムが始まりました!

綾井「アッツ!でも、でも…最高です!」

高温の蒸気で皮膚が焼けるんではないかというくらい、これはキマリそうな予感。


「参ります!」

大きな一声をあげたかと思うと、タオルで熱波を送り込むサウナ師タカヒロ。

綾井「最高でーっす!!!」

気づけば額から大量の汗がしたたり落ちるくらいまで体が出来上がってきました。

これならいけるかも!


そこからは記憶が不確かなのですが、、

タカヒロさんに誘導され指を差した川の水へ飛び込み

げらげら笑われる声を聞きながらほんの束の間(5秒くらい)凍りそうな川に肩まで使って

倒れこむように外気浴スペースへ行っていたのでありました。


たった一回、ほんとその一回だけで

バチギまり(ととのい)しました。

すごいですね、アウトドアサウナ。

自然の中の解放感がそうさせるのか、ここまで気持ちのよいサウナは初めてです。

タカヒロ「ポカリ飲んでください」

至高の快楽へ誘ってくれたサウナ師、いや師匠のやさしさとポカリが五臓六腑にしみわたります。

綾井「もう1セット行ってきます!」

欲しがるカラダには、勝てません。

引き続きここから二度、三度とサウナセットをこなして、時間いっぱいまでアウトドアサウナを楽しむことができました。

熱気と怪しい思惑を孕んだアウトドアサウナの世界、すっかりサウナ師のいいように虜にさせられました(笑)

なかなか個人で使用する機会はないとお思いかもしれませんが、サウナ好きなら絶対にはまると思いますし、キャンプ場やおうちの庭でも愉しむ方が増えてきているそうです。

優しさの追い打ちをかけるように入浴後の豚汁をいただきながら、タカヒロさんと今後はエルク店頭でもアウトドアサウナをプッシュしていこうという話に。

実はほかにも試したいテントサウナもあるそうなんです。

かなりコアで高額なギアになるので、絶対に外したくないって人も多いはず。

そんな時はエルクのツアーデスクまで来ていただければ、エルクのサウナ師がご相談させていただきます!


ただテントサウナに入った話を長々と失礼いたしました。

せっかく会社でテントサウナがあるんだから展示しようと、今週末の三日間はテントサウナを屋外で展示する予定です。

展示するテントは

モビバ / モバイルサウナ MB10A

本格的なロウリュが楽しめる屋外専用の携帯式サウナです。ゆったりした室内には大きな窓が備わり、テント内から屋外の眺めを楽しみながら、リラックスしたサウナタイムを満喫できます。

モビバは薪ストーブもセットになっていて、サウナの室温も上がりやすいですね。

周辺アクセサリーも充実していて、とてもコンパクトに持ち運びすることができます。

コンパクトとは言ってもさすがにすべて背負うことはできませんが、、

車でアクセスできる場所ならばっちりです◎

SAVOTTA / HIISI 4 (ヒイシ 4)

今回のアウトドアサウナ体験で使用したのがこちら。

こちらは薪ストーブが別売りですが、合わせてもこちらもとてもコンパクトに持ち運びができます。

モビバと違って非自立式で比較的低温タイプ。

何より北欧ミリタリーな雰囲気がかっこいい!

今回のような野山に持って行ったり、キャンプ場に持っていくのにはお勧めです!


これらのテントサウナ二点を、2/11-13の三連休で展示予定です。

※天候次第では一張りのみ、もしくは展示しない可能性がございます。

どちらもお渡しできる在庫はありませんが、注文を承ることが可能です。

また定期的に展示しようかなとも考えていますし、展示してなくても実物を見たい方はお気軽にお声がけいただければ外で張ってご覧いただけます。

テントサウナの選び方、設営についてやアフターフォローも含めて、ぜひエルクでご相談いただければと思います!

※2/12追記

この記事も見て一度はやってみたいと思った方も多いのではないでしょうか??

こんなふざけた記事ではあんまりいないか…(笑)

とはいえそんな風に思っていただいた方にうってつけの、気軽にアウトドアサウナを体験できるツアーを、エルクのツアー会社「GATES」企画で催行することが決定しました!

甲斐の熱波と冷風でととのうアウトドア・サウナ体験

秩父多摩甲斐国立公園奥 昇仙峡・くろべら 開催

甲府盆地を一望アウトドアロッジgosen 開催

こちら二つの場所でおこなうアウトドアサウナ体験ツアーは、3月の中旬より複数日開催予定となっています。

詳しくは👆のリンク先からご覧くださいませ!