【ARC'TERYX】至極のマルチパーパスパンツ。2024春夏のガンマパンツシリーズを徹底紹介!!【2024新作紹介①】

こんにちは、エルク店長の綾井です。


昨日のInstagram LIVEでも紹介させていただきましたように、今季春夏シーズンのアークテリクス製品が大量入荷してきます!

それに先立ち、アークテリクス製品を細部にわたり紹介する2024新作徹底紹介シリーズとして、

アークテリクスの中でも特に今季エルクがおすすめするアイテムを3回にわたって紹介します。


第一弾の今回紹介させていただくのは、ガンマパンツシリーズです!

ガンマの名前が冠されているパンツは5種類ありますが、その中でも春夏モデルの

ガンマパンツ、ガンマライトウェイトパンツ、ガンマクイックドライパンツの三種類です。


ガンマパンツシリーズは季節や用途に合わせて

数多くのラインナップを展開してきました。

ご購入を検討されているお客様に、それぞれのモデルの特徴や使い勝手などを

まとめて紹介する機会がようやくやって来ました!

なぜ今なのかというと、ここ2~3年の急速な人気の高まりによって

入荷すれば売れていき、紹介する暇もありませんでした。

そこで春夏のガンマパンツシリーズをすべて持っている私なら

入荷前でもそれぞれの特徴や用途をお伝えできると思い

今回の記事を書かせていただきます。


今回紹介するのは、春夏モデルである3つのガンマシリーズです。

各モデル、サイズやカラーが限られておりますので

このブログをチェックしていただき、お早目にご購入をご検討いただければ幸いです。

それでは紹介いたします!



ガンマパンツ

ガンマパンツはその着回し力の高さでブランドアイコンとなった

その名の通りTHEガンマパンツといえるモデル。

旧ガンマLTパンツから、名前がガンマパンツになっています。


もともとガンマという名称は、クライミングなどでもハードに使える

耐久性の高いソフトシェル素材の製品に付けられる名称です。

なのでガンマジャケットなど、ソフトシェルジャケットの展開もございます。


春~秋の長いシーズン活躍する快適さと堅牢さ

ガンマパンツは何といってもやや薄手のパンツながら、クライミングでも

使える丈夫さが売りのパンツです。

薄くて軽量なナイロン素材フォーティアス DW 2.0 ソフトシェル

ガンマLTパンツの時から採用されている定番の素材です。


フォーティアス DW 2.0は二重織りに仕立てたアークテリクスオリジナルの素材で

フラットな表面は、優れた耐久性と撥水性を発揮します。

ガンマパンツの魅力の一つとして、やはり尋常じゃない撥水性が挙げられます。

ガンマパンツは昨年ハードユースしてそのたびに洗濯を繰り返したものの

未だに持続する強力な撥水力には驚かせられます。

フィット感はレギュラーと、他の2モデルよりはややゆったりシルエットにはなるものの

腿から裾まですっきりスリムできれいなストレートシルエットで

ルーズな印象は全くありません。

薄手のウェビングを使ったウエストベルトに、シンプルで扱いやすいフック型のバックル。

薄くフラットなフロントボタンも、ハーネスやウエストベルトとの干渉を意識したデザイン。

ポケットをヒップにはあえて作らず、大きな足上げの影響を受けにくい太ももに設けるなど

ブランドの原点でもあるクライミングのためのアイディアが、一般登山から登攀要素の多いアルパインシーンまで、幅広い場面でストレスなく行動するための重要な役割を果たしています。

超軽量でコンパクトなコードロック付きのドローコードを備える裾は

シューズのボリュームやアクティビティの内容、その場の状況や着こなしに合わせて

スタイルをチェンジできる機能をもたらします。


ちなみに裾に設けられたグロメットは、ストレッチコードなどを使用することで

小石や雪の侵入を防ぐ簡易ゲイターの役割を果たしますよ。

通気性や速乾性も素晴らしく、夏はアルプスや八ヶ岳の高山を中心に

春や秋は中低山をという方にとっては、後から紹介する更に薄手のモデルではなくとも

ガンマパンツ一本で事足りるでしょう。

インナータイツとの組み合わせで、無雪期のあらゆるマウンテンアクティビティを

ストレスなく快適に使用できる一本。

頻度高く山に向かわれる方にとっては、まずガンマパンツを選択肢に入れるのがいいでしょう。


ガンマライトウェイトパンツ

ガンマライトウェイトパンツは、先ほど紹介したガンマパンツを

更に夏仕様に仕上げたのがこちらのパンツです。

旧ガンマSLパンツから、名前がガンマライトウェイトパンツになっています。


機能や耐久性はそのままに、ライトに使える夏用モデル

ガンマライトウェイトパンツで使われている素材は、Fortius 1.0 ソフトシェルという

薄手のナイロン素材になります。

ガンマパンツが二重織りなのに対して、ガンマ ライトウェイトはシンプルな一重構造ですね。

ガンマパンツに比べ薄くなるので、やはり心配なのは耐久性ですが

ガンマライトウェイトパンツは、薄く通気性を高めながら

岩に体を擦りつけるのをためらう必要のない強度は確保しています。


素材以外のディティールは、裾のグロメットが省略されている以外はほぼ同じで

まさに名前の通り、アルパインパンツとしての機能備えたガンマパンツのライトウェイト版といえるでしょう。

レギュラーフィットに比べスリムなトリムフィットとなりますが

ガンマパンツに比べ気持ちスリムかなといったくらい。

ストレッチが効いてて、ぴったりサイズで穿いても

全くストレスのないスムーズな動きが可能です。

穿いてみれば、軽くて涼しいパンツだなというのが第一印象ですね。

高い次元で耐久性と通気性を両立しているので

標高が低い場所でのクライミングやトレッキングに適しているモデルといえるのではないでしょうか。


しかし最近の日本の暑さを考えると、夏山のハイシーズンでは

アルプスのような高山でもライトウェイトモデルが快適に過ごせるのかもしれません。

また暑さ寒さの感じ方は人それぞれなので、暑がりな方は場所によって

春~秋でこのパンツを使用する方もいるでしょう。


ガンマ クイックドライ パンツ

最後に紹介するのは、こちらのガンマクイックドライパンツです。

パリセードパンツとして発売されていた人気モデルが、名前を変えてガンマシリーズに加わりました。


日本の夏山を涼しく歩く、速乾性重視の快適な履き心地

先に挙げた二つのガンマパンツに比べ、よりハイキングやバックパッキングなどの

アクティビティにフォーカスしたデザインとなっています。

テラテックス™ストレッチ織素材という、極薄手ののナイロン素材を採用。

これが細かな凹凸のある独特なシボ感ある素材なんですが

優れた通気性と速乾性を発揮する、まさにクイックドライな一本になっています。

耐久性に関しては、同じく夏モデルのガンマライトウェイトパンツに劣りますが

 ムレや濡れを感じさせないクールな触感があり、夏山で快適に歩き続けることができます。

また汗をかいても、肌とパンツで起こるベタツキ感の無さは、このパンツが最も優れていますね。

両サイドのハンドポケットと太もも、そしてヒップの合計5つのポケットで、収納力もこちらが優れています。

クライミングや岩場の多い高山での登山以外では、クイックドライパンツが使い勝手がいいと

思う方も多いのではないでしょうか。

3つのパンツの中では、最もスリムなトリムフィット。

山パンツという雰囲気が少なく、どこか都会的な印象を受けるので

暑い日はデイリーユースもしたくなる一本ですね。


私はアークテリクスのパンツは28インチを穿いていて、クイックドライパンツも28インチを選びましたが

お尻のラインが見えすぎている気がして、30インチにすればと少し後悔しています。

かなり細目になるので、普段のサイズよりもワンサイズ上げてもいいかもしれません。

エルクでは今季、ガンマクイックドライパンツはブラックのみの取り扱いになります。

一番人気のカラーとなり、入荷数量も少ないのでお早めにチェックしてみてください。



以上、春夏シーズンのガンマパンツシリーズ3本の紹介でした!

各モデル用途や特徴が違えど、共通しているのはやはりシルエットの美しさでしょう。


スリムでストレッチ性のあるトレッキングパンツは他社でもありますが。

アークパンツのコンパクトでもたつきのないラインは、素材の伸縮性だけに頼らない、カッティングの技が生み出すもの。

アークテリクス製品は値段が多少張りますが、シルエットの美しさ、カッティングの技

そして厳選素材を適切に採用することで、今やエルクでも最もファンの多いブランドです。

登山シーンでとても大事になるトレッキングパンツということで

快適性を求められる方は、ぜひアークテリクスのガンマパンツシリーズをお試しくださいませ!