【アクティブインサレーションとは?】オールシーズン山で着たいオススメ3選!

こんにちは!こんばんは。エルクの松崎です。


天気が良く、比較的暖かい日が続いていますね。

紅葉もはじまり秋山登山を楽しんでいる方も多いのではないでしょうか?


今回はスタッフの愛用率も高く、オールシーズン山で使える「アクティブインサレーション」というカテゴリのウェアの中からオススメ3選をご紹介させていただきます!


冬山のミッドレイヤーをお探しの方やフリースを検討している方にも参考になる内容なのでぜひ最後までご覧ください!


アクティブインサレーションとは?


そもそもアクティブインサレーションとは何なのか?


登山におけるインサレーションというと休憩中に着るダウンジャケットのような保温着のことを指すことが多いですが、アクティブインサレーションは保温性と通気性を備えており、着用したまま行動可能なウェアです。

また、表地は撥水加工されたソフトシェルのような素材が使われていることが多く、アウターとしても着用しやすいのも特徴の一つです。


なので、休憩中の寒い時に着ても「思ったよりも暖かくない…」なんてこともありますが、その通気性のおかげで登山中のウェアの脱ぎ着を最小限にしてくれて登山をより快適にしてくれます。


そんなアクティブインサレーションですが、夏の防寒着として、秋のアウターとして、冬のミドルレイヤーとして、とにかく多用途に使えますので、まだお持ちでない方はぜひ今年からアクティブインサレーションデビューしてみてはいかがでしょうか?


注目の素材「Octa(オクタ)」とは?

今回紹介したいアイテムをお店でピックアップしていると偶然共通点が…


それは全て「Octa(オクタ)」という素材を使っているということ。


近年、急速に採用しているメーカーも増えた革新的な素材で、アクティブインサレーションの進化に大きな影響を与えた素材です。


オクタとは、帝人フロンティアが開発し、中空糸に8本の突起を配置することにより、軽量性、保温性、吸汗速乾性を高いレベルで実現した画期的な素材です。


濡れることも想定されるアクティブインサレーションは基本的にダウンではなく化繊の中綿を使うのでどうしても嵩張ったり重くなったりしがちです。

オクタは従来の中空糸よりもさらに空気をため込む性能が高く、その結果十分な保温性を維持しながらウェアを軽量に作ることが可能になりました。



ARC'TERYX/プロトンライトウエイトフーディ

裏地はオクタを使用しており、表地は耐候性と耐摩耗性に優れた素材を使用しております。


アークテリクスの製品全般に言えることですが、撥水性と耐摩耗性が非常に高く、数年使っているウェアでもしっかり水を弾いてくれます。(毎回洗濯の時に驚かされます…笑)

裏地は通気性をより高めるためにグリッド状にオクタが配置されています。


私もプロトンシリーズを愛用しておりますが、冬山ではほぼ脱ぐことはありません。

それでいて雪が降ってもしっかり弾いてくれるので、暑い時にハードシェルやウインドブレーカーを着る必要がないので冬山では非常に重宝しております。




Rab/VRサミットジャケット

今年の秋冬からエルクでも本格的に取り扱い開始したイギリスのブランド「Rab」。

その中でも多用途に使用可能なのがこの「VRサミットジャケット」。

裏地は隙間なくオクタが配置されており肌触り抜群。

表地は撥水加工が施された「パーテックス クァンタム エアー」を使用しており、軽量性と通気性に優れています。


裏地も表地もこだわりの素材を使っているところが「山で確実に機能するものを作る」という思いで製品を作っているRabらしさを感じますね。

この手のジャケットには珍しく、袖口は絞れるデザイン。

袖口のバタつきや隙間からの風の侵入を防いでくれます。




THE NORTH FACE/オクトーバーミッドシャツ

昔ながらのウールの山シャツから着想を得たシャツ。

一見するとカジュアルアイテムのようですが、裏地にオクタ、表地は撥水性のあるソフトシェル素材を使用しており、登山からウインタースポーツまでテクニカルなシーンで問題なく使用できる仕上がり。

裏地は肌触りの良いオクタ。汗をかきやすい脇の下はあえてオクタは使用せずメッシュ素材になっており通気性を高めています。

胸ポケットは目立ちにくくなっており、デザインは非常にスマートなので下山後に気兼ねなくお洒落なカフェに行けるミッドレイヤーですね。




最後に

今回はおすすめのアクティブインサレーションを3点紹介させていただきました!


オクタのような素材の登場や、通気性や軽量性、防風性を兼ね備えたシェル素材の進化により一気に愛用者が増えた「アクティブインサレーション」。


一年中手放せなくなったり、レイヤリングがシンプルになったり、ウェアの脱ぎ着が少なくなったり…

レイヤリングや山行スタイルによって様々なメリットがあり、使い方も人それぞれ。


ぜひ登山にアクティブインサレーションを取り入れていただき、快適に登山を楽しみましょう!