道のりも50kmちょっと!半分が過ぎました。
大きな町の中でも標識はしっかりしていて迷うこともありません。
石畳のカミーノが続く。
何百年も前に先人たちもここを歩いたと思うと何か感慨深いですね。
道中の教会でボランティアをしていたお姉さんと記念撮影。
言葉の理解力が乏しすぎるのが非常に残念ですが(笑)、地元の方々とのちょっとしたふれあいも楽しいひととき、旅の醍醐味。
この辺りはたまたま前も後ろも巡礼者を見かけなくなって、孤独な一人旅。
アップダウンもあり頑張りどころでした。
人を見かけてホッとする!
スタンプを押してもらいながら、バナナとリンゴをいただきました。
小さな町や村落にもだいたいこじんまりしたカフェ(レストラン)や巡礼宿(アルベルゲ)があります。
自分の歩く日数、ペースなどに合わせて利用できる食事処や宿泊場所がちゃんと確保されているところも毎年多くの方が訪れる巡礼路ならでは。
深い霧が立ち込める中、歩みを進める巡礼者たち。
おもいおもいのペース、スタイル、パーティーで。
モンテ・ド・ゴソという地にある巡礼路最大の巨大アルベルゲ(巡礼宿)。
構内はひとつの村のように大きくて800人ほどの巡礼者が泊まることができるそう。
いよいよ最終目的地、サンティアゴ・デ・コンポステーラに到着です。
流石にキリスト教の聖地、今までのどの街よりも大きい。
写真ではわかりにくいですが道の先にサンティアゴ大聖堂の尖塔が見えます。
やってきました・・・いよいよクライマックス!
ついに到着~!全行程118km、4日間かけて何とか完歩できました!
ザックも重かったし、慣れない異国の地でのトレッキングだったためか、思いのほか歩き甲斐のある4日間となりました!
サンティアゴ大聖堂があるオブラドイロ広場は巡礼者、観光客ですごい賑わい。
壁に寄りかかりながら大聖堂をずっと眺めてる人、互いの頑張りを讃えながら写真を撮りあうグループなど、巡礼者それぞれが到着の喜びを味わっていました。
うっすらと分かるでしょうか「カミーノ・デ・サンティアゴ」の文字。
到着の余韻に浸った後は巡礼事務所に向かいました。ここで巡礼証明書(コンポステーラ)を発行してもらいます。
コンポステーラをもらう為の条件は以下のとおり。
サンティアゴ・デ・コンポステーラまでの最後の100kmを踏破すること。今回はサリアからスタート。その証明になるのが最初に挙げたクレデンシャル(巡礼手帳)の存在です。そのクレデンシャルに押されているスタンプの数と日付が大事。
また巡礼の動機として「宗教または精神的なものを求めて」という場合のみ発行されるとのこと。
もちろん10月に開催予定のツアーでも巡礼証明書はもらえます!
スタートしたサリアから町の教会、食堂、ホテル、救護所など色んな場所で捺印してもらった左のクレデンシャル(巡礼手帳)。
スペイン語スキル全く無しなので何が書いてあるかさっぱりですが、とりあえず右の巡礼証明書に僕の名前が書いてあることは確認!
大聖堂の中。この奥にイエス・キリストの最初の弟子・聖ヤコブの遺骸が眠っています。
今回は計3日間半をかけて巡礼路を歩きました。
初春のスペイン。道中、あまり天気には恵まれずレインウェアを着てることが多かったのですが、最終日、コンポステーラに到着する時だけは綺麗な青空を見せてくれたのがとても印象的です。
エルクのイベントで再びこの地に赴くのは10月予定。
1000年も続く自然溢れる巡礼路を歩きながら歴史的建造物に感動し、地元料理に舌鼓を打ち様々な国から訪れる巡礼者との言葉は通じにくいけれど楽しい交流。
鮮やかな紅葉を眺めながら、巡礼手帳に押されたスタンプが増えていく喜び。
そして120km弱を踏破し、コンポステーラに到着したとき湧き上がる達成感!
ぜひご参加いただきその感動を共有していただければと思っています。
詳しいお話を聞きたい方はぜひお店にもいらしてください!
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