スタッフ中込です。
今回はエルクのイベント・富士山雪上訓練に同行してまいりました。
まずは今回ガイドをしてくれた今村山岳ガイドとのご挨拶。
それぞれ自己紹介をしつつ今日の天候状況・行程などを確認。
凍結降雪の為、馬返しまでは車で入れず2km弱の林道歩き。アイゼンを装着してないので慎重に足を進めます。
馬返しからはアイゼンをつけました。
今村ガイドによる雪上歩行のレクチャー。
雪質、斜度など様々な状況によって歩き方が変わります。
佐藤小屋(五合目)まではもう少し。
展望台からは八ヶ岳、金峰山がくっきり見えました。
ようやく五合目に到着!
風も思っていたほど強くなく、雪訓には絶好の天気です。
日曜ですが他に登山者もほとんどいませんでした。
夏でもここから山頂までは5~6時間かかります。
今回は中腹での雪訓なので山頂はお預け・・・
雪山の登山レベルを上げていつかは頂上目指しましょう!
さっそく雪山レクチャー開始です。
まずはアイゼンやピッケルなどのギア説明。
ピッケルといっても最近は色々な形状のピッケルがあります。
ストレートシャフト、ベントシャフトのメリット・デメリットなど分かりしやすく説明してもらいました。
急な雪面での歩行方法も学びました。
ピッケルの構え方、足の着き方など一回では覚えきれないほど何種類もあるんです。
今日は気温も非常に上がってしまい、雪山・富士山の五合目とは思えないほど。
雪はグズグズ、硬いと思って乗り込んだら超モナカ。
滑落停止訓練をするための斜面選びには苦労しました・・・
そうはいっても何とか硬めの斜面を見つけて念願の滑落開始(笑)
ピッケルしっかり握り、アイゼンしっかり上げて何度も練習練習!
斜面をトラバースする際の足の置き方、ピッケルのつき方など様々なシチュエーションに応じての体の動かしたも教えてもらいました。
昼食をとった後は滑りやすい斜面を探しに六合目へ。
後日談になりますが今回の山行は日焼け止めを忘れてしまいました。おかげで今日は顔が真っ赤でヒリヒリしまくり。
雪焼けから目を護るサングラスは必須ですが、お肌のお手入れ日焼け止めも必須です。
六合目に着きました。が、期待した堅斜面は見つからず・・・残念。
目標下山時間も迫ってきたためここで引き返し。
同じ道を下ってもおもしろくないので懲りずに斜面探してノートレースを進みます。
硬そうな雪面を見つけながらの下降。ラッセルの勉強にもなりました。
雪崩の原因、弱層テストもちょっとだけレクチャー。
今回は5cmあたりと45cmあたりに弱層発見。少し力を加えるだけで上部の雪がグラッと
ずれる表層雪崩の恐ろしさを教えてもらいました。
5時前には無事下山、温泉にも入り甲府には7時くらいに帰着。
雪山登山を始めたい方向けの今回の企画、天候に恵まれすぎて(笑)シビアな雪面でのシビアな訓練とはいきませんでしたが、歩き方、ピッケルの使い方などこれからの登山に活かしていける貴重な経験をさせてもらいました。
ガイドいただいた今村ガイド、ご参加の皆さん、お疲れ様でした!
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