【南アルプス縦走ツアー】最高の展望に恵まれた大縦走【2019.8.3~6】

2019年のエルクツアーの目玉企画といっていい「塩見岳・間ノ岳・北岳」を縦走する登山ツアーを、無事に予定通りやり通す事ができました。初日は夕方から雷雲が近くを通り不安定な天気でしたが、2日目からはずっと天気に恵まれ(標高3.000mでも暑かったくらい)最高の展望を見ながらの稜線歩きとなりました。今回はそのツアーの様子をダイジェスト版でお届けします!

まずは塩見岳の登山口である長野県の鳥倉登山口へジャンボタクシーで移動しました。初めは少し林道歩きです。最終の下山口は北岳を越えて山梨の広河原へ降りる予定です。ツアーだからこそピストンにならず縦走する計画をたてる事ができました。

初日の朝から気温が高く推移し、熱中症に気を付けながら登りました。

三伏峠小屋を越えて

時折塩見岳方面の展望が開けるも、頂上は顔を出してくれず

ゴロゴロと雷の音を聞きながら一日目の宿である「塩見小屋」へ到着。この頃には塩見岳の尖った岩峰を目の当たりにできました。

翌朝は予想通りの快晴。日の出も小屋から拝む事ができました。

これだけ快晴で遠くまで見通せるのはなかなかありません。三上ガイドが近くの山から遠くの山まで教えてくれました。

山頂直下は岩の急登。ストックはザックにしまい三点支持で慎重に登ます。

このツアーの目標である三山のひとつ、「塩見岳」へ登頂です。

南北に長大に広がる南アルプスのちょうど真ん中あたりに位置する塩見岳。ここから悪沢岳や笊ヶ岳などの南ア南部の山や、仙丈ケ岳や間ノ岳などの南ア北部の山までしっかりと見る事ができました。

ここから進路を北にかえ、通称「馬鹿尾根」と呼ばれれる仙塩尾根を北上します。

途中北俣岳へ寄り道。こちらも長大な蝙蝠尾根上にあります。その先に一度は行ってみたい蝙蝠岳。

仙塩尾根に戻り北荒川岳。迫力のある崩壊斜面でした。

美しいダケカンバの森とお花畑。

2日目の宿は熊の平小屋です。今年は3人娘で元気に出迎えていただきました。ご飯も本当においしかったですよ!

3日目も快晴!三国平を越えて三峰岳を目指します。

右手には農鳥岳と富士山。

三峰岳登頂です。標高は2999mなので、この上に立った三上ガイドはちょうど標高3000mでしょうか。笑

三峰岳から間ノ岳はあと少し!

目標の二座目「間ノ岳」登頂です!

間ノ岳山頂は広く、ここからの富士山も定番の写真スポットです。

最終目標の北岳まであと少し!頑張りましょう!

間ノ岳からは鳳凰三山方向もばっちりです。

北岳山荘からの登り返しは大変でしたね

今回のツアーの最終目標である「北岳」へ無時に登頂しました!付き添いの僕もここまで来れてうれしかったです。

今日の宿である北岳肩の小屋へ下ります。この頃にはガスが湧いてきましたが

小屋でゆっくりビールを飲んでいると、綺麗な雲海と鳳凰三山を見る事ができました。夏色の鳳凰です。

四日目も綺麗なご来光を拝む事ができましたよ。今回の参加者の皆さんの普段の行いが良すぎましたね!笑

さあ久しぶりの下界へ下山だと思ったら

「小太郎山」へ最後に寄り道しました。往復3時間の山のおかわりです。

小太郎山へ登頂!ここからの北岳がとても好きで、皆さんにも見てもらえてよかった

この山行では富士山もずっと見守ってくれました

下山途中から名残惜しく北岳を見上げます。

最後の写真は雪渓の雪でつくった三上ガイド特製の練乳氷。冷たくておいしかったですね!


駆け足でしたがこれにて今回の山行報告とさせていただきます。南アルプスの大きな山塊をつなげる事ができた今回の山行、とにかく天気に恵まれた4日間でした。

長い稜線歩きでは天気が崩れれば、一気に山行の難易度が上がります。最近山で落雷の被害も出ています。夏山登山は早出早着を心掛けて行動しましょう!

今年のエルクツアーも佳境に入ってきました。今月には北アルプスの「笠ヶ岳・双六岳」も天気に恵まれれば素晴らしいアルプスの稜線歩きができるでしょう。また天気不順の為延期になった「笹山」や「巻機山」も再度募集中です。ご予定に空きがございましたら、お気軽にご参加くださいませ。

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