地元有志によって長年の整備によって開かれた、平湯温泉から硫黄岳を経て乗鞍スカイラインに合流する「平湯新道」を、スタッフ綾井&深澤で登ってまいりました。
昨年の夏にボランティアやアウトドアメーカー&メディアの協力・協賛、さらにクラウドファンディングを用いての整備によって、完成を迎えたばかりの登山道です。
当日は久しぶりの晴れ予報ということで一緒にどこかへ行こう!ということになり思いついたのが乗鞍岳の新登山道でした。
スタートは安房トンネル平湯料金所脇の駐車場。さっそく朝日が当たるのを待つ笠ヶ岳の姿を見ることができました。今日は見通しもよくすっきりとした秋晴れになりそう!
駐車場から道路のわきを歩いてすぐに平湯温泉スキー場があります。ここからスキー場の上までまずは歩いて行きます。
このゲートからスキー場内へ。
50Lのザックがパンパンの深澤氏。今回は余計な荷物をかついでトレーニングも兼ねているそう。
スキー場は羊が放牧されているみたい。登山道上に大量のう〇ちを置いてお迎えをしてくれます。
スキー場なので基本的には展望が開けています。振り返れば笠ヶ岳、まだ未踏のその峰に心が引かれます。
スキー場内で東の山並みに日の出が出てきました。
駐車場から約一時間で、スキー場の一番上に出ることができました。下の駐車場は標高1300m、ここですでに標高1800mを越えています。スキー場の斜面は登りやすく楽に標高を稼げました。
ここからが本格的な登山道の始まりです!樹林帯に入りますが、天気が良いので早く森林限界を越えたい!
道は分かりやすく急な斜面にはトラロープや木の階段が設置していました。
この木段には協賛してボランティアに参加した人や団体の名前が彫られていました。この人たちによってつくられた登山道、感謝を忘れずに登っていきます。
こちらは少し道から外れたところにある白猿ヶ池。朝もやたつ小さな池に光が差し込み、神秘的な雰囲気を醸し出します。
途中何度か倒木を乗り越える場面がありました。先日の強い台風の影響かもしれません。
樹林帯の途中に北側に開けた場所がありました。焼岳に穂高連峰、奥には槍ヶ岳も見る事ができます。秋晴れでとてもクリアに見る事ができて大興奮!
北アルプスの雄、奥穂高岳。去年に深澤さんと一緒に行った前穂高も見えています。というか独身の綾井&深澤ペアの男くさい登山ばかりではないか…火曜日休みの山ガールさんがいましたらご連絡ください。
さて気を取り直して途中で小休憩。すると彼には似つかわしくないキャンプチェアに座る深澤氏。そんなものは普段の山行ではまず持って行かないが、今日は彼にとってトレーニングも兼ねている。石や余計な水を持ってあがるよりは確かに実用的。
山梨流の甘い赤飯おにぎりをほおばりながらのしたり顔。
標高の高くない樹林帯エリアも秋の様相に。撮り忘れましたがきのこもたくさん生えていましたよ。
そして乗鞍岳本峰方向に大きく開けた場所に出ます。乗鞍岳の剣ヶ峰から尾根が北側の今立っている位置まで長く伸びています。南北に長い乗鞍岳は単独峰というよりも、乗鞍連峰といったほうがしっくりきますね。
ここに乗鞍権現社があります。平湯温泉では昔から乗鞍新登山道中腹にあるこの権現社にお参りをする伝統があるそうです。まさに復活した古の登山道、地元の人たちと山との深い繋がりを感じました。
ここから少し標高を下げて硫黄岳方面に方向を変えます。ここまでくればところどころ紅葉しているところがありました。
振り返り金山岩、スキー場上部からあそこまでを金山尾根とよびます。あの山の下に乗鞍権現社ですね。
登山口である平湯スキー場もはっきり見えます。
樹林帯を抜けてハイマツ帯になるとまた360度の大展望。左奥には最高峰の剣ヶ峰が頭をのぞかせます。
いろいろ見えると景色に目が奪われつい足が止まってしまいます。穂高の様子はどうだろうと振り返れば…
なんかすごい双眼鏡を持つ深澤氏。
トレーニングを楽しくするアイテムPart2の双眼鏡。彼曰くでかくて重いのがやはりトレーニング向けの双眼鏡!倍率は8×40とかなりハイスペック。よく持ってきたなというより、よくこんなものもってるな。
でもすげー楽しいこれ!ハイスペック双眼鏡でしばらく二人でワーワーキャーキャー。そりゃあこんなむさくるしい男の戯れになかなか山ガールは寄ってこない。
展望ばっちしで人がほとんどいない静かな尾根もあとわずか。ここを詰めれば
乗鞍スカイラインに合流です!
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