近年の山岳ギアの軽量化が進み、ザックでもテント泊では小さいとされた30L~40Lの容量の軽量ザックが脚光を浴びています。
今回ご紹介するのは近年ファストパッキングモデルに力を注いでいるノースフェイスの「FPハイブリッド30&40」です。
FPというのがそもそも「ファスト(F)パッキング(P)」の略です。
まずはファストパッキング(軽量ギアでより行動距離を伸ばす)に向いているザックとはなんだという話ですが、僕のイメージでは
『ザック自体がまずは軽量であること。テント泊装備など荷物が多くなっても外付け等で柔軟に対処できること。フィット感が高くなんなら走れちゃうぜ。』みたいな感じかなと。
重量は40Lで870g、30Lなら840gです。ただただ軽量ではなく、しっかりとした軽量アルミフレームが荷物の重量をしっかり支えてくれます。
背面はメッシュで通気性の良いトランポリン構造。運動量の多いファストハイクでも背中が蒸れない!これ大事ですよね。
ベスト型のショルダーハーネスを採用しています。チェストハーネスも2本ついていて位置も容易に変える事ができます。
これによってトレランパックのように背中の上部でぴったりとフィットさせる作りです。そのため「腰で背負う」より胸と背中で背負うので、ウエストハーネスの位置は腰の位置より少し高めで、あまり強く固定しなくてもよいです。
このショルダーハーネスにボトル用のストレッチメッシュポケットが二つ付いています。500mlのペットボトルも楽々収納できます。
このストレッチメッシュポケットは本体のサイドやフロントにも付いています。どちらも収納力が高い!サイドにポールやフロントに上着などを突っ込んでもまだ余裕があります。
メイン荷室へのアクセスはロールトップ式です。開口部が広いのでパッキングがとても楽にできますよ。
メイン荷室へのアクセスは一つですが、外付けや外部での収納力が高いので、レインウェアや行動食、ドリンクなどといった頻繁に出し入れするものは、ウエストポケットや上述のメッシュポケットにいれておきましょう。
擦れやすいボトムには210Dリップストップ素材を使用。
先日の離山でもこちら(旧カラー)を使用しました。ヘルメットをかぶればむしろスカスカになっちゃうくらい。
⇓離山の記事はこちら⇓
1日分の食料やツェルト、ヘルメットを収納しても楽々収納。日帰りの為スピードを求められる山行でしたが、一般道に合流してからは走って下山できました。
ファストパッキングの要素を詰め込みながらも、今までのノースフェイスが培ったノウハウも反映されたノースフェイスの本気ザック。
これからの秋山シーズンにいかがでしょうか?
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