山梨百名山チャレンジ担当の綾井です。
3月から始めたこの企画も、登り続けているとたった一ヶ月でも季節の移ろいを良く感じます。
4月に入ってからは暖かくなって低山域から新緑も芽生えてきました。
とはいえこれからもっと暑くなるので、真夏に低山に登らないために、今のうちに登っていきますよ~💪
今回登って来たのは「石割山(いしわりやま)」です!
この企画初の道志山系と思いきや、九鬼山も道志山系の一座でしたね。
道志山系は御坂山地と丹沢山地との中間に位置し、中低山の山々が連なります。
静かな山歩きを楽しめる山域ですが、富士山に近い「石割山」と「杓子山」は山梨百名山のなかでも人気の山となります。
石割山は山中湖村の最高峰の山です。
パワースポットの石割神社があり、山頂からは山中湖越しの富士山の景色、そしてハイキングを楽しむのに適度なコースタイムと、人気を集める要素がギュッと詰まった山で、そりゃ~人気出ますよね。
今回は登山口から石割神社奥社を経て山頂、そして平尾山へ縦走して登山口に戻る周回コースで登ってきました。
コンパクトなが景色も縦走も楽しめるコースなので、初めての人でもおススメですよ。
そんな登山レポート本編を是非ご覧ください!👇
【登山レポ】飽きずに楽しめる石割山周回ルート
【START】石割山登山口(09:16)-富士見平(09:29)-石割神社奥社(09:50)-石割山(10:22)-平尾山(10:56)-石割山登山口(11:46)
甲府から車を走らせ車で一時間半。
石割山の登山口から鳥居があり、このコースが石割神社に向かう参詣道であることがよく分かりますね。
登山口の前には無料駐車場にトイレもありますので、安心して登りに来ることができますね。
神域に入るという事で一礼をし、ここから登山スタートです!
おぅ…😅
鳥居をくぐれば石階段がいきなり403段も続きます。
気軽なハイキングコースと聞いていたけど、ひたすら階段を上るのは体にこたえます。
これはまさにステアクライミング(超高層ビルやタワーの階段を駆け登るスピードを競う競技)。
手すりを掴んで体を持ち上げながら進みます!
403段登り切れば、石階段地獄は終了です。
登山口から標高差にして約120m、一気に駆け上りました。
ここからは尾根沿いを緩やかに登ります。
樹間から見える空は今日もピーカンの晴模様。
山頂からの富士山が今から楽しみですね~
石割神社までは急登もなくとても歩きやすい道でした。
ところどころベンチもあったりして、きれいに整備されたコースです。
ご神木である桂の巨樹を回り込めば、石割神社奥社に到着です。
八合目に当たる場所に石割神社はあり、神社後方にある大岩が「石」という字に割れているので、その名が付いたと言われています。
ご神体の大岩の隙間を三回通れば幸運が訪れるといういわれもあり、せっかくなので回ってきました。
リュックを下ろさなければ通ることができない絶妙な幅です。
通られる際はリュックを下ろしてご自身のお腹の出具合を見て通りましょう(笑)
石割神社にお詣りを済ませたら、石割山へ再び向かいます!
山頂までは急登が続きますが、しっかり整備されているので、とても歩きやすいです。
序盤の石階段よりは楽に感じるでしょう。
藪の隙間を縫って出れば…
石割山(1,413)に登頂です!
登山口からここまでは約一時間の行程でした。
この日も大当たりの一日!梅雨に入る前にいいペースで登れています。
山頂からは富士山方面の展望はばっちりです。
山頂はとても広く、ここでご飯を取るのもいいでしょう。
この日は風が強かったので、次に進むこととしました。
ここからは平尾山に向けて出発です。
せっかくのいい天気なので、すぐには下りずもう少しハイキングを楽しみます。
石割山山頂からは急登の下りがありますが、気を付けて下りれば大丈夫です。
急登の下りが終われば、気持ちのいいシングルトラックの道が続きます。
走りやすい道なのでトレイルランニングにもおすすめのコース。
気持ちよく歩きやすいハイキングコースなので、この日は終始爽やかな気分で歩くことができました。
人気の山は敬遠しがちだった少し前の僕に言いたい、石割山おすすめだよって(笑)
分岐標柱が出れば平尾山までもう少し。
帰りはここに戻り平野方面の道を使って下山します。
平尾山に到着。
ここも石割山と変わらず展望の開けた場所になりますが、ちょうど富士山には雲がかかっていました。
更に階段を下って行けば大平山という山まで縦走することができます。
実は当初、大平山まで縦走する計画でした。
ですが大平山方面から登ってきたハイカーさんから
「熊が出た」
という情報を聞いたので、おとなしくここから帰るかとゆっくりランチをしていたら
すぐ麓に住んでいる大きなワンちゃんが散歩で登ってきて、もしやと熊の話をしたら
多分熊の正体はこの子じゃないかと飼い主さんが笑って語られていました。
ソロ登山中に山で大きな黒い影を見れば、勘違いしちゃうのも無理ないですね。
ダンテに負けず劣らずかわいい…😍
熊の正体が分かったといえ、すっかり下山モードになっていたので、ここから分岐に戻って下山します!
下山していけばさらに分岐が現れますが、「貯水池 駐車場 トイレ」の方向に行けば、早く登山口に帰ることができます。
植林地を一気に下り、川を渡って砂利道を進んでいけば登山口に戻ることができます。
登山開始から約二時間半でのゴールとなりました!
山中湖北側の山は石割山、平尾山、そして大平山ととてもきれいに整備されたハイキングコースが付けられています。
車でなく公共交通機関でお越しの場合は、縦走して違う場所に下りるコース取りをしてみるとより楽しめるかもしれません。
終始清々しいハイキングを楽しむことができた石割山。
短時間ながら石階段あり、神社あり、景色ありと、登山初めての方にもハード過ぎず終始楽しむことができるのではないでしょうか。
今回は大平山には行けませんでしたが、ワンちゃん登場でスッキリした気持ちで下ることができた一日でした🐶
石割山立ち寄りスポット
石割山の下山後の立ち寄りスポットといえば、ほとんどの方は「石割の湯」に行くのではないでしょうか。
初めは行くつもりでしたが、想定よりも早く下山してそこまで汗をかかなかったので、今回もご飯屋さんに寄ってみましたよ。
手打ちそば やまさと
登山口駐車場から山中湖側へ下りて行けばものの5分で着く、蕎麦屋さんに行ってきました。
事前に美味しいよと聞いていたので、そば屋目的で石割山へ行ったと言っても否めません(おい)
やまさとさんは裏磐梯雄国産の石臼挽き手打ち蕎麦が有名で、コシ、香り、ともに申し分ないです。
関西出身の僕からすれば、蕎麦の美味しいお店が山梨県内でとても多いですよね!
登山口近くには名水が沸く場所が多いのか、蕎麦の名店が多くあるんです。
やまさとさんに限らず、下山後は蕎麦屋さんをチェックしてみるといいお店に巡り合うかもしれませんよ。
石割山まとめ
【今回の山行記録】
山行時間:02:31 距離:4.2 km
登り:393 m 下り:387 m
【標準コースタイム(目安) 2時間35分】
石割山登山口ー0:20-富士見平(石階段終了地点)ー0:25ー石割神社奥社ー0:25ー石割山ー0:35ー平尾山ー0:50ー石割山登山口
【アクセス(石割神社駐車場)】
・車
東富士五湖道路の山中湖インターチェンジを下りて忍野・平野方面へ進み、山中湖につき当たったら左折。平野交差点を国道413号線の道志方面へ左折して450mほど進むと不動明王社の赤い鳥居があるので脇道へ左折すると1.2kmほど先の左手に駐車場がある。
・公共交通機関
富士山駅や河口湖駅から富士急山梨バスなどの運行する「平野」方面行き路線バス(道志線・平野線)もしくは「ふじっ湖号」などに乗車し、石割山ハイキングコース入口バス停で下車。
登山口(石割神社駐車場)まではそこから徒歩で約15分。
【アドバイス】
序盤の石階段は急でつらいが、そこさえ登ってしまえばあとは歩きやすい登山道が続く。
平尾山までの縦走して周回するルートなら、休憩込みでゆっくり歩いても4時間みておけば大丈夫でしょう。
大平山まで縦走の場合、大平山から平尾山まで戻るか、大平山から山中湖畔に下りてバスで「石割山ハイキングコース入口」まで戻ることもできるが、バスは二時間に一本のペースなので時間は要注意。
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活用方法はジオグラフィカなどで活用していただけます。
続いての山行記録はこちら👇
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