冬山登山ギアの話や、このブログ筆者であるスタッフ綾井が最近夢中になっているハンモックの話など…
最近はちょっとコアなアイテム紹介が多かったですね。
せっかくクリスマスシーズンということで、誰でもキャンプや日常で使えるおすすめのカップとタンブラーを紹介したいと思います!
それはちょっと前にもインスタグラムで紹介した「MiiR(ミアー)」というブランド、そのアイテムたちについて、もう少しブランドの取り組みやストーリーをここでお話しできたらと考えています。
ミアーのストーリーを知る前に、エルクで取り扱いを開始した理由の一つは、正直なところデザインもあります。ミアーのカップなどは潔いほどシンプルなデザイン。オフィスや家のモーニングテーブル、キャンプサイトに調和するアイテムたちです。
人を選ばないデザインなので、誰にプレゼントしても喜ばれると思いますよ。
それではちょっとお堅い話、でもすごく素敵なストーリーをご紹介いたします。
ミアーは起業家のブライン・パペが2010年にアメリカ・シアトルで立ち上げ、人々が健康で豊かに暮らす上で決して欠かすことの出来ない ”食”、彩りを与える”コーヒー”・”ワイン”・”ビール”を楽しむための製品をつくるブランドです。
代表的なのがステンレス製のタンブラーであり、キャンプカップやグロウラーといったアイテム。それらの収益の3%をさまざまなプロジェクトの支援に拠出しています。それが「Product to Project」という取り組みになります。
そのプロジェクトというのは、 「綺麗な水」「健康的な大地」そして「強くて公正なコミュニティ」へ寄与するプロジェクトです。
それぞれのプロジェクトについては、せっかくなのでこの冬に新しく登場したカラーと合わせてご紹介します。
"The world is full of color"
直訳すれば、世界は色で満ちている。
ミアー製品で新たに登場したつのカラーには、先ほどの"プロジェクト"がそれぞれ関わってきます。
というのもこのカラーたちはプロジェクトを通じて見た景色や植物、またはその地域に住み人たち、それらからインスピレーションを受けてつくられました。
それでは一つ一つのカラーとプロジェクト、そのストーリーについてみていきましょう。
ホワイトに見えるかもしれませんが、こちらは薄いピンク色の"Thousand Hills"カラー。
このカラーは「ルワンダの力」にインスパイアされて生まれたカラーです。
ミアーはアフリカのルワンダにある「Kula」とパートナーシップを結びました。「Kula」は起業家の育成を通じて貧困を根絶を目指す団体です。
ミアーはKulaとともに、ルワンダのカヨンザ地区にあるKulaリディー女性センターに登録する50人の女性フェローを育成しています。職人フェローとして、女性たちは衣服の仕立てや織物・編物産業で働く機会を得るのです。
職業サポートだけでなく、女性センターでKulaは、女性と女児に女性の性と生殖に関する健康、衛生、家族の栄養について学ぶ機会を提供しています。
このプロジェクトを通じて、ルワンダの自然だけでなく、女性たちの力にインスパイアされた”Thousand Hills”カラーというわけです。
続いて紹介するカラーは”Prismatic"。こちらは世界初の国立公園である、イエローストーン国立公園内シンボルの一つでもある間欠泉、グランド・プリズマティック・スプリングの深みある色を表現しています。
人間のさまざまな活動や気候変動、そして国立公園局の資金不足などの要因が大きく影響し、その美しい自然と生態系をもつイエローストーンが危機に直面しています。
ミアーは公園内の保全と持続可能性プロジェクトを進める「イエローストーン・フォーエバー」に、$50,000の助成金を提供しました。
その助成金の代表的な使い道として、在来魚の保護が挙げられます。「イエローストーン・カットスロートトラウト」は、イエローストーン湖で外来種の脅威にさらされています。イエローストーン生態系の要である鳥類や哺乳類、例えばグリズリーベアやハクトウワシは、この在来のマスを食料源として依存しています。
イエローストーンの象徴であるこのマスを守ることは、この生態系と公園を存続させる大事なプロジェクトといえるでしょう。
さて続いてのカラーはと行きたいところなんですが、長くなってしまうのでここらへんで割愛します。ちなみに上の写真は淡い青色の"Home”カラー、唯一無二の地球からインスパイアされたカラーです。
ほかのカラーとそのプロジェクトについては、ぜひMiiRのホームページをご覧ください。
ミアーの取り組みというのは、ホームページを見ていただいたら分かるように、そのプロジェクトの金額や内容について、買った人たちも知ってもらえるという事。
ミアーが製造・販売するすべての製品に「Give Code」というコードが記載されているので、購入した人はそのコードをウェブサイト内のプロジェクトページで入力すれば、その製品に結びついたプロジェクトの概要を確認したり、進捗を追跡したりできます。
購買者が商品に込められたストーリーを知ることによって、より納得して使っていただけるのではないでしょうか。
そして環境問題にしっかりと向き合い、持続可能なビジネスをしている企業やブランドの商品やサービスを、今は自ら選択できる時代になりました。
自然で遊ぶためのアウトドア用品店であるエルクも、ビジネスを通じて環境問題に対してアクションしていければと考えています。
エルクでもミアーのエルクオリジナルカップでも作ってみたいな…
何事もエルクらしく遊び心"も"忘れずにやっていきたいと思います!
0コメント