【山百チャレンジ39座目 本社ヶ丸】静かに歩ける富士の展望の山二座をプチ縦走

こんにちは! 

 山梨百名山チャレンジ担当、店長の綾井です。


前回の笊ヶ岳編では、真夏の暑さと果てしなく続く急登に心身ともに疲労困憊となり

無様な姿ばかりを見せてしまいました。

そんなこともあり、ハードな山行からは一旦離れたい気持ちが勝り

山百ハイキングを楽しむべくこちらの山へ行ってきました。

本社ヶ丸(ほんじゃがまる)は、大月市に位置する標高1,631mの山です。

この変わった山名の由来は、かつてこの山の中腹に舟形明神の本社があったことからだとか。


丸というのは山の意味を成す言葉で、本社ヶ丸から笹子川を挟んだ小金沢連嶺(連峰)でも

ハマイバ丸や大蔵高丸といった名前の山が点在しています。


大月市の山あるあるですが、中央線沿線からアクセスできて

山頂からは富士山の景色を望むことができるということもあって

比較的チャレンジしやすい山といえるでしょう。


また本社ヶ丸は山伝いに三ッ峠山にも繋がっていて

山のエリアとしては御坂山地として分類されます。

大月市の山で富士の展望もいいとなったら、もちろん秀麗富嶽十二景の山でもあるんですよね。

今さら気づいたんですが、大月市の山で山梨百名山に選ばれている山は、全て秀麗富嶽十二景にも選定されてます。


向かったのは笊ヶ岳の二日後である8月4日。

夏山シーズンはすぐに雲が湧いてくるので、中低山とはいえ早朝に出発しました。

それでは登山レポート本編をご覧ください!


【登山レポ】

登山口ー清八山・本社ヶ丸登山口ー清八峠ー本社ヶ丸ー清八山ー登山口


日の出とともに空が明るくなり始めた早朝の5時頃。

甲府側から笹子トンネルを抜けて山道に入り、東京電力東山梨変電所を通り過ぎた場所にある

駐車スペースから今回の登山はスタートです。

ここまで笹子駅から歩いていけば2時間くらいかかるので、今回も楽に車でアクセスさせていただきました。

100座を10か月足らずで登ろうという事ですから、ご容赦ください(笑)

駅から登られる方は笹子駅を起点に、「角研山~本社ヶ丸~清八山」と周回縦走するのがおすすめですが

長いルートとなるので、それなりの準備と体力が必要になります。



駅から登山口までも、分家点があれば標識も設置していて道迷いも少ないとは思います。


私のスタート地点からもまだ林道沿いに歩いていきます。

標識に従い、分かれ道では左の道を進みます。

沢沿いのダート道を歩いていけば。上の写真のようにその沢を渡るところがあります。


写真に写っているのは友人のYちゃん。

この日は2人で本社ヶ丸へ行ってきました。

シカ柵を越えれば、いよいよ登山らしい道に変わっていきます。

登山をする人で、山道よりもコンクリートを歩く方が好きなんて方はほとんどいないでしょう。


山道に入ったね~と、ワイワイ登り始めましたが

なかなかの泥道から始まりました、、


泥道は長くは続きませんが、日照りが続いた日に登ったのにこの状態でしたから

雨の直後は要注意ですね。

再びシカ除けのゲートを越えていきます。

周りはガスっていて湿度も高く、気温も時間とともに上がってきました。


真夏の低山は水分補給が大事、この日もコ◯・コーラを3本持っていきました(中毒者)

二度目のゲートを越えれば、分かり易い尾根道に乗る事になりますが

すぐに九十九折の急登が始まります。

清八峠に出るまでは急登が続きますが、途中にベンチが置いてあります。


笊ヶ岳とは違い時間に余裕のある登山だったので、ここでゆっくり息を整えました。

再び歩き出せば、日が入る明るい森へと変わっていました。

明るい雰囲気になれば、不思議と足取りも軽くなります。


えっちらおっちら登っていくと、突然眩しい光が差し込んできました。

目指す清八峠の到着直前に、ちょうどその尾根を越えてきた朝日。

光に吸い込まれるように、峠まで最後の登りを登っていきました。


こんな樹林帯の中でも幻想的な景色を見せてくれるんですから、やっぱり朝一番の登山が最高です。


清八峠(せいはちとおげ)に到着です。


ここから清八山まではすぐの距離ではありますが、まずは山梨百名山に選ばれている

本社ヶ丸へ向かいます!


先ほどまでの登り一辺倒な道とは違い、ここからはアップダウンが連続する尾根道へと変わります。

本日初の展望は、木々の間から三ッ峠山


電波塔のおかげで、御坂山地の中でも最も山座同定がしやすい山でしょう。

開けた場所に出れば、ここで岩場が現れます。

取り付けばそこまで斜度もなく、難しい岩場では無いのでご安心を。


むしろこの登山の中ではいいアクセントになってくれますね。

岩場を登っていくと、背後に富士山の展望!


岩場を抜ければさらに開けた場所があったので、そこまで登って行けば

富士山と三ッ峠山を一望できる展望スポットとなっていました!


この岩峰上のテラスからは、富士山だけでなく南アルプス方面の展望もばっちりでした

清八山(上写真手前のピーク)が良く見えます。


帰路に清八峠まで戻るので、その際に立ち寄ろうと思います。

進んでさらに岩場を越えれば、また青々と生い茂る樹林の尾根を進みます。


今回の山は展望の山なので、葉の落ちた晩秋以降の季節が歩きやすく

展望も尚いいのかもしれません。

冬ならこんな蜘蛛の巣に顔を突っ込むこともないでしょう(笑)

展望地から本社ヶ丸までは少しの距離なんですが

またアップダウンがあるので、想像してたよりも時間がかかりました。


コルまで下りてくれば、本社ヶ丸最後の登りとなります。

頂上直下も岩場が出てきます。

お助けロープを使いながら、慎重に登りましょう!

そして最後の短い岩場を越えていけば

本社ヶ丸(1,631m)に到着です!


暑かったものの、最短ルートでの登頂だったので

体力的には楽に登ることができました。

秀麗富嶽十二景の一二番山頂、その名に相応しい富士の展望地です。

とはいえ頂上手前の岩場のテラスの方が、解放感があり一番の展望地でしたね


雲が湧いてきましたが、まだ富士山の大きな山体を全て隠していないので

すぐに移動して、同じく秀麗富嶽十二景の「清八山」へ向かいます。


再び清八峠に戻ってから

本社ヶ丸と反対方向の尾根へ進んでいくと

5分もかからず清八山(せいはちやま)に到着です!

ここからの富士山はというと

朽ちかけの松を前景に、ここからもしっかりと富士山の展望を楽しむことができます!

本社ヶ丸とはほぼ変わらない構図となるので、富士の景色を見るだけなら清八山で事足りるかもしれませんね。


こちらも同じく秀麗富嶽十二景十二番山頂です。

違いはやはり、清八山から本社ヶ丸を見ることができること。


ほぼ樹林帯の中で、登っている山の山容がいまいち掴めないまま登っていましたが

本社ヶ丸の姿をしっかりと見ることができたので

私にとっては清八山へ登って良かったと思えました。


本社ヶ丸、清八山どちらもマイナーな山といえるでしょうが

たった2時間ほどで登れる山のなかでは、展望はどちらも一級品でした。


静かに展望を楽しみたい方は、本社ヶ丸へぜひ訪れてみてください。



本社ヶ丸 まとめ

【標準コースタイム(目安) 3時間55分】

登山口(駐車スペース)ー1:30ー清八峠ー0:30ー本社ヶ丸

本社ヶ丸ー0:25ー清八峠ー0:05ー清八山ー1:25ー登山口(駐車スペース)


【アクセス(東山梨変電所駐車場)】

東京電力の東山梨変電所から清八峠の北側の登山口を結ぶ御坂林道の路肩スペースになります。

中央道大月ICから国道20号線の勝沼方面へ道なりに11.5kmほど進み、笹子トンネルへ向かう右ヘアピンカーブ手前の交差点で左折。追分トンネルを過ぎて1.9kmほど先の分岐で清八峠・三ツ峠の案内に従い右折。

東山梨変電所の左脇を通り橋を渡った先の未舗装路の路肩に駐車余地がありますが、工事次第ではその位置も前後するかもしれません。

更に先の未舗装路は4WDの車でも乗り入れるのはおすすめしません。


【アドバイス】

登山口にはトイレは無し、補給ポイントもございません。


分かりにくい分岐は登山口からすぐのダート道の途中ですが、標識通り左側を進んでください。

山道に入れば標識やマーカーがあるので、迷う事は無いでしょう。


清八峠から本社ヶ丸間には岩場やロープが数か所出てきます。

雪が付かない限りはそこまで危険な場所ではありませんが、気を付けて登ってください。